淡々とそう説明してくるお兄さん
私は頭がいっぱいで何も話せなかった
意を決して私は一番気になっていたことを聞くことにした
少し辛そうに目を伏せたあとお兄さんは息を吐き出した
言い淀んだ後にお兄さんは辛そうな顔をして私を見つめてきた
なんとなく、さっきの話でそれは察していた
言い淀みながらもちゃんと教えてくれる
なんだか様子が可笑しいお兄さんを見て私は背筋がゾッとした
俯いたかと思えばお兄さんは顔を上げて歪んだ表情で私を見てきた
声は震え、私の手首を力強く掴んでくる
痛みで顔が歪むものの、お兄さんは手を離してくれる様子がなかった
𝑒𝑛𝑑____





![別世界の代行者様[参加型]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-assets/static-images/novel-cover/season/mid-season-40.jpg)





編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!