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第1話

不慮な事故。
1,591
2024/05/01 13:27 更新
私の名前はあなたの下の名前。
名門・白鳥沢学園高校の2年生。
そして今は、
白布
あなたの下の名前、早く帰るぞ。
あなた
うん!
今日は部活がオフだったこともあり、同級生で私の彼氏でもある賢二郎と一緒に帰る途中だった。
賢二郎はいつも塩対応なところもあるが、本当はすごく優しくて白鳥沢のバレー部のレギュラーまで登り詰めた物凄い努力家だ。
私はそんな彼が心の底から愛おしいと思っている。
例え、彼がどんな風になったとしても___。


























あなた
…ねぇ、賢二郎。
白布
ん、どうかしたか、?
あなた
…えと、実は……!
???
あ、賢二郎く〜ん♡♡
あなた
白布
…なんだよ、‪”‬田島‪”‬。
賢二郎は田島のことを鋭く睨んで言った。
玲美
なんで玲美のことそんな冷たい目で見るのぉ〜?♡
あなた
ッ……。
この女は田島玲美。私と賢二郎が付き合っていることを知っているはずなのに、いつも賢二郎に近寄ってくる。
そして、いつも私のことを貶してくる。
玲美
は?またお前いんの?
あなた
ッ、良いでしょ、!私達付き合ってるんだし、!
玲美
いやいやいや、wwあなたの下の名前みたいな地味女より玲美のように美しい女の方が断然いいでしょw
玲美
ね?賢二郎くん?♡
あなた
ッ……、
アンタみたいに綺麗な女じゃないなんて元から分かってるよッ…
白布
……。
白布
…?何言ってんの?お前。
玲美
え?
白布
いや、あなたの下の名前のどこが地味女なんだろうなって。
あなた
ッ、けんじろッ…わたしッ
白布
大丈夫だ。あなたの下の名前は黙ってろ。
あなた
!…
賢二郎は私の手を優しく握った。
その手はとても安心する温かさを持っていた。
白布
…で、理由は?
玲美
ち、違うの!玲美は、賢二郎くんがこのまま地味女と付き合ってるなんて可哀想だなって思ってーーー
白布
質問に答えろよ。
賢二郎の目が氷のように冷たくなった。
玲美
(ビクッ)
玲美
ッ…、ま、まあ今日はこの辺にしといてあげる、!
玲美
じゃあね!賢二郎くん!♡
玲美
…チッ、なんであなたの下の名前なんかにッ…!!
そうして玲美はこの場から消えた。
白布
…大丈夫だったか?
あなた
ッ…うん……、ごめんね、私なんかでッ、
白布
ッ謝るな!
あなた
!?
ギュッ
あなた
賢二郎…?
白布
…俺はあんなゴミ女より断然お前の方が綺麗に見える。
白布
だから自分のことを悪く思うな。
あなた
あなた
ッ…ありがとう。
あなた
賢二郎、大好き。
白布
…うん、俺も大好き。愛してる。


そう言い、賢二郎は私の唇に優しくキスを落とした。







白布
…はぁ、全く、何なんだろうな田島。
あなた
うーん…多分私から賢二郎のことを取ろうとしてるんだろうと思う。
白布
ふーん…。アイツ、そんな意味無いことするんだな。
あなた
そう?
今、私達は手を繋いで家へ向かっている途中だった。
白布
当たり前。だって俺、女子はお前以外に興味無いからな。
あなた
…えへッ、嬉しい…!//
白布
はッ、そんなに喜んでくれんの?
あなた
うん!もちろん!
白布
//……
白布
…ところでさ、
あなた
白布
田島が話しかけてきた時、お前、俺になんか言おうとしただろ?
白布
なんかあったか?
あなた
あ、それはね…!
今度こそ…、!


















あなた
私、賢二郎にッ…!
白布
!!あなたの下の名前!!危ない!!!
あなた
え?






次の瞬間、賢二郎は私の握っていた手を強く振り払った。















ーゴッー


















ードサッー

















あなた
ッ、痛った……、
私は振り払われた勢いで壁に思いっきりぶつかってしまったため、少々体が痛んでいた。
あなた
…、けんじろッ、?
白布
う‪”‬ッ…、、、
あなた
…え、?



























私は痛む体を起こし、目の前を見た。
するとそこには、






















頭から血を流した賢二郎が倒れていた。


















あなた
けん……、じろ…、?
あなた
ね、ねぇッ…、何があったの、?
あなた
ねぇ、賢二郎ッ!!
ダメだ。何を言っても賢二郎から返事が返ってこない。
あなた
…、!!
…そして今、やっと状況を判断することが出来た。







倒れている賢二郎のすぐ隣には血のついた大きめのコンクリートブロックがあったのだ。
あなた
ッ、まさか、賢二郎ッ、これに気づいて、私をッ…、
あなた
ッ、賢二郎、!!!!目、覚ましてッ、!!
白布
…、ご、…なッ…
賢二郎は微かな声で囁いた。
あなた
!!賢二郎!?



















白布
ッ…ごめんなッ、
その一言を最後に、賢二郎は意識がなくなった。
あなた
嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だッ、!!!!
あなた
賢二郎ッ、!!!!!!!























今この瞬間、私はどこかから日常が壊れる音が聞こえたような気がした。

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