第15話

13話
25
2026/02/17 10:58 更新
猿飛ヒルゼンの葬式が終わった。

無意識にふらふらと歩いていたら里岩のところにやってきた。

瞬間。

木ノ葉に再び異質なチャクラ。

暁。

赤い雲。

うちはイタチ。
干柿鬼鮫。

葵は屋根に立つ。

風が、外套を揺らす。
うちはイタチ
久しいな。あなたの下の名前。
イタチの声は静か。

鬼鮫が笑う。
干柿鬼鮫
イタチさん、彼女が”例”の?
葵の左目が冷える。
(なまえ)
あなた
何が目的でこの里に来たんだ!
干柿鬼鮫
一つ目は九尾の人柱力ですね。
うちはイタチ
そして二つ目はお前だあなたの下の名前。
(なまえ)
あなた
ナルトには指一本触れさせない…!
鬼鮫が水遁を展開。

あなたの下の名前は氷遁で凍結。

瞬時に空間結界を展開し、周囲を隔離。

市街地への被害を遮断。

医療忍術を自己強化に転用。

鬼鮫の大刀を弾く。
干柿鬼鮫
さすがに彼女も人柱力なだけあって強いですね…
刹那。

鬼鮫を戦闘不能まで追い込む。
干柿鬼鮫
ぐっ…!
血を吐く鬼鮫。

イタチが前へ出る。

負けじとあなたの下の名前も氷遁を駆使して術の対処をする。

あと一歩。

しかし。

万華鏡が、開く。

月読。

世界が暗転する。
うちはイタチ
あと少しだったな。
いつか倒すと最初に言われてからもう何年経った?
イタチの声があなたの下の名前の精神世界に響く。

今までずっと引きずってたものが流れてくる。

五歳のころの記憶が甦る。

かつて先輩とよんでいっつも後をつけて遊んでもらった光景。

その直後に流れてくる大切な人の死。

リン先輩の優しくなでてくれた手が冷たくなってもどってきた時。

オビト先輩のどれだけ待っても戻ってこなかった背中。

アカデミーでうちはイタチと比べられ劣っているとレッテルを張られた時。

景色が変わり七歳の夜。

結界が割れた音。

ミナト先生とクシナさんの最後。

ミナト先生から託された想い。

そして。

___ヒルゼンの何もかもやり遂げたようなそんな穏やかな笑顔。








何度も。何度も何度も何度も。




救えたはずの。

守れなかった場面が繰り返し出される。
(なまえ)
あなた
……っ、……ぅ、……カハッ、……っ、……はぁ、……っ、……!!
(なまえ)
あなた
嫌、……っ、……あ  いつに……勝たなきゃ……いけない、のに……ッ!
現実に戻る。

膝をつく葵。

あと一歩だった。

本当に、あと少しで届いた。

イタチは静かにあなたの下の名前に問う。
うちはイタチ
この里は、お前を。守るべき者たちを守ったか?
その問いにあなたの下の名前は黙り込んだ。

答える気がないから?

否。



答えることができなかった。

鬼鮫が立ち上がりこうあなたの下の名前に言う。
干柿鬼鮫
勧誘ですよ、葵さん。
暁へのね。
うちはイタチ
お前はこの里にとどまるべき人物ではない。
もっとその才能を生かすために私達についてこないか?

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