_ 侑 side _
「ふーっ、なんとか雑草抜き終わったなぁ」
あなた「せやなぁ…腰やってまいそう」
「やめろや、休日の草むしりで腰やってマネージャーおらんとか俺嫌やで?」
笑いながらそう言うが、あなたは明日の練習からおらんなる。
___俺が今日、閉じ込めるから。
「じゃあ、そろそろ倉庫の片付けに行ってもええ?あなたは倉庫内の荷物を出口から出すだけでええから!出口近くに置いといた荷物を俺が外に出して行く感じで!」
あなた「わかったわ」
「重たい荷物があったら言うてな、俺が出すから」
あなた「ふふ、ありがとう」
……倉庫の中に荷物がたくさんあるのは事実やし、ここに閉じ込めるならあなたが寝転がれるくらいのスペースを確保せなあかん。
とりあえず荷物を出すか……
「あー、しんど…あなた、あとどんくらい?」
あなた「んー、と…あともうちょっと、かな?木箱があと何個か…寝袋とかもあるけど、」
「あー…若いときじいちゃんがキャンプにハマっとったらしいからそんときのやつかもなぁ」
あなた「へぇ、アクティブなおじいちゃんやね。さすが侑くんらのおじいちゃん…」
あなたが次出す荷物を取りに倉庫の奥に入って行く。
……出口からは見たらぱっと見おらんくらいやし、ええ頃かな。
「あなたー?なんか重そうなやつあった?軽いもんならもう放っといて___」
そう言いながら俺も倉庫の中に入り、背後からあなたの両手首を掴む。
あなた「あ、侑く……っ!?」
「いやーほんま助かったわぁ。あなたが騙されやすくて…、な」
あなた「なに、して……っ!!離して!!」
「嫌や。……あなたが悪いんやで。北さんの方ばっか見るから」
あなた「っ、当たり前やんか、信ちゃんは彼氏なんやから……!」
「その “ 当たり前 ” が気に食わんねん」
そのまま用意しとった布であなたの手首を縛る。
抵抗はされたけど、現役男子バレー部の力舐めんで欲しいなぁ。あなたの抵抗なんて可愛いもんや。
「叫んで助け呼んでくれてもええけど、俺がしら切ったらあなたは不法侵入やしなぁ?それに、助けを呼んだところで何人が本気にしてくれるやろうなぁ?」
あなた「っ……」
「まあ痛いことはせんつもりや。あなたが言うこと聞いてくれる限り」
「こっから出たときに傷ついた身体で北さんを心配させたないやろ?悪いことはせんから、携帯の場所教えや」

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!