第31話

ナイフが28個
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2024/02/23 08:00 更新
武装探偵社。福沢諭吉。
ポートマフィア。森鴎外。

二つの組織の長が倒れた。戦争の火蓋が切られた。
???
…。
フードを深くかぶった少女はとある路地裏に向かっていた。
珍しく鼻歌を歌わずに。
???
めんどくさー。
少女は心底嫌そうに呟くと、長達にかけられた毒について話す"彼ら"と合流した。





太宰治
おや、君は"天界の死神"かな?
???
うわぁ、最悪。
フョードル
来てくれて嬉しいですよ。あなたのコードネーム。
フョードル
いや、


フョードル
""あなたの下の名前""
太宰治
?!?!
太宰治
何を言って、
???
本当に最悪。
少女はそう吐き捨てると、フードを取った。
(なまえ)
あなた
あんたなんか大嫌いよ。フョードル。
太宰治
?!?!
太宰治
あなたの下の名前?なんで、!なんだい、その右目!!
太宰の記憶では、あなたの下の名前の瞳は2つとも不気味な青だったはずだ。
フョードル
嫌いだなんて酷いですね。
フョードル
それに、
フョードル
"お兄ちゃん"とは呼んでくれないのですか?




太宰治
は?
太宰は目を見開いて固まっている。
(なまえ)
あなた
誰が呼ぶか。気持ち悪。
少女はフョードルを睨む。
フョードル
そんな顔しないでください。せっかくの可愛い顔が台無しですよ。
(なまえ)
あなた
うわ!鳥肌たった!!
フョードル
酷いですねぇ。
太宰そっちのけで二人は話す。
太宰治
…あなたの下の名前の兄は私なのだけど。
フョードル
そうですね。
フョードルは不気味に微笑む。
フョードル
でも私もあなたの下の名前の兄ですよ。
太宰治
そんなわけない。
フョードル
事実です。
フョードル
ね。あなたの下の名前。
(なまえ)
あなた
生物上ね。でもなんか嫌。
太宰治
どういうことだいあなたの下の名前。
太宰はあなたの下の名前を睨む。
(なまえ)
あなた
魔人に聞いて?
少女はベーと舌をだす。
フョードル
簡単ですよ。
フョードル
何故あなたの下の名前は太宰くんの両親にはないはずの黒い髪を持ったと思います?
フョードル
何故なら彼女の親の髪が黒いからです。
太宰治
意味がわからないね。
フョードル
ふむ。本当はわかっているくせにしらばっくれるのですか?
(なまえ)
あなた
はぁ、めんどくさ。
少女は心底嫌そうだ。
フョードル
まぁいいです。太宰くん。
フョードル
君の母親は浮気していたんですよ。
フョードル
私の父親とね。
太宰治
嘘だ。
フョードル
嘘じゃないですよ。
太宰治
そんなの、
(なまえ)
あなた
事実だよ。
太宰治
あなたの下の名前、
太宰は少女を睨む。
フョードル
つまり、太宰くんの母親はあなたの下の名前が黒髪の理由がわかっていたのに誤魔化しで突然変異だのなんだの言ってたわけです。
フョードル
実の娘に酷いことしますよね。
フョードルはやれやれとため息をつく。
超他人事である。
フョードル
ということなので私もあなたの下の名前の兄なのですよ。
(なまえ)
あなた
魔人と太宰は血縁関係ないけどね。
少女は反目である。
太宰治
なら私はあなたの下の名前と半分しか血が繋がっていないのかい?
(なまえ)
あなた
違う違う。
(なまえ)
あなた
"4分の1"
太宰治
は?
フョードル
おや。
フョードルは興味深そうに微笑む。
(なまえ)
あなた
ウゲェ
少女は嫌そうに顔を歪めた。
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