前の話
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ねえ、覚えててよ。
俺はずっと君のことが大好きなんだ。
二人でいる今だけは、甘えさせてよ。
朝、目が覚めると俺の隣でまだスヤスヤ寝てる君。
気持ち良さそうに寝てるその顔が可愛すぎて。
つい、抱きしめた。
「ん・・・・・・」
眠そうに、うっすら目を開く。
『ごめん、起こした?』
「ふふ、やだ、何見てんの」
寝ぼけ顔で、恥ずかしがっちゃって。
寝返りして反対を向いてしまった。
『だって可愛いんだもん』
そう言って、後ろから抱きしめた。
『あったかい。こっち見てよ』
「まだ寝る・・・・・・」
こっちを向いて、また目を閉じてる。
もう少し寝顔を堪能しておこうかな。
「蓮、どっか出掛ける?」
『今日は家でゆっくりする』
だって、君との時間を、2人きりの時間を
もっと感じてたいから。
リアルに君だけいればいい。
このトキメキ以外いらない。
『ねえ、もっとこっちに来て?』
君を呼び寄せたら、キスをする。
「どしたの?蓮、今日は甘々じゃない?」
『俺だって甘えたくなる時があんの』
しつこいくらいにキスをしたら、笑われた。
どうしてかな。
会う度に、君のことスキになっていく。
愛がスピードあげて、君を追いかける。
待ち合わせしてデートの約束をした日。
遠足が嬉しくて早起きしちゃう子供みたいに
ワクワクして目が覚めた。
予定の時間より、だいぶ早めに着いちゃって。
なのに、ほとんど待たずに君が来た。
「蓮、早いね」
そう言って微笑む君を見て、俺の口元も緩む。
『だって、早く会いたかったから』
君の手を取る。
『行こっか』
ふわっと柔らかい君の手。ずっと離したくないな。
昨日のこと、楽しそうに話す。
君はいつもよく笑う。
そんな君も、大好きだよ。
今日もまた君を好きになる。
飾らない心が君だけを求めてる。
僕だけの君。
君のこと、もっともっと知りたい。
ずっと切なくて、早く確かめたい。
2人だけの甘い夜に、素肌が触れ合うその瞬間。
俺には君の吐息しか見えてないよ。
ねぇ、愛してる?
「蓮・・・・・・大好きだよ」
触れ合う唇の間に、君からのスキの言葉。
キスとスキのダブル攻めで暴走しそう。
君を強く抱きしめる。
熱く熱く触れ合う唇と、君の素肌はもう
俺以外には渡さないから。
君への愛が胸が痛いほど加速してく。
愛してるって歌うから
ずっと俺のそばにいてよ。
end.












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!