前の話
一覧へ
あの時、もっと手を伸ばしてたら届いてたのかな...。
「いつか、また会える」と信じ込んだ僕は、きっと無駄なことだったんだ。
だって僕のせいで傷を深めてしまったんだから...。
でもこれだけは思い出に残って、次の大切な友達に見せてあげたいと思ったんだ。
小学生の春斗「わぁ、桜だよ!!見て見て!!お父さん!!お母さん!!」
春斗の母「あら、凄く綺麗ね、まるで春斗みたいね」
小学生の春斗「僕みたい?」
春斗の父「じゃあ春斗に問題、春斗の春は何を意味するでしょう?」
小学生の春斗「えっと...季節!!」
春斗の母「それもそうだけど、一番は『始まり』を意味するのよ」
小学生の春斗「始まり?どうして始まりなの?」
春斗の母「春は季節の中で一番最初に始まるでしょ?だから『始まり』、それともう一つ意味を持ってるの、さっ、なーんでしょ?」
小学生の春斗「分かった!!『終わり』だ!!」
春斗の父「おっ!!よく分かったな!!」
春斗の母「春斗、これだけは覚えておいて、全てには『始まり』と『終わり』があるの、どんなに辛くても、どんなに楽しくても、いつかは『終わり』が来るの、それとは逆に、『始まり』もある、もしも春斗が辛いと思うことがあるなら、それは良い事が待ってる合図、だから春斗が諦めないで、頑張ったら、きっと良い事が待ってるの、桜もそう言ってるわ」
小学生の春斗「分かった!!頑張る!!」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。