前日
穂波side.
私は、最近咲希ちゃんにいじめられている
咲希ちゃんたちの味方ではある
味方ではあるのだが…私は何もしなさすぎたらしい
最初は、私も気兼ねなく一歌ちゃんを傷つけた
でも最近は、一歌ちゃんの味方をする人の数が多くなった
だから私も、何となく揺らぎ始めていた
一瞬、そう思った
だから、一歌ちゃんに何もしないことを決めた
私は、安定した地位を失うことが怖かった
今の何でもない生活を、自分から壊すのが怖かった
だから、味方ではあるけど何もしない、という態勢をとった
でも…咲希ちゃんは、それが気に入らなかったらしい
バシッ ドカッ
ガンッ ドガッ
家に帰って、考えた
一歌ちゃんを傷つけたくはない
でも…やっぱり私は、安定した地位を壊すのが怖かった
しばらく考えて、私が出した結論は
「咲希ちゃんに認められる行動をすること」だった
私は、安定した地位を維持することを決めた
そして最初の場面の数分前
そこで私は、ある作戦を思いついた
そして私は、階段を降りる一歌ちゃんの後ろに回り
ドンッ
一歌ちゃんを、 "階段から落とした" 。
(最初の場面に戻る)







![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。