第23話

合格者2の試験
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2025/07/16 06:20 更新





メンチ
メンチ
合格者は2!! よ!







その言葉を聞いて辺りが騒がしくなる。





レオリオ
レオリオ
……まじかよ




そんなレオリオの声が聞こえたと思ったら、他にも不満を言う声がいくつも上がってきた。







?
まさか本当にこれで試験が終わりかよ
?
冗談じゃねーぜ…!!







しばしザワザワしていた辺りが、一つの爆音で静まった。





それは別に試験官が黙らせるために出した音ではなく、
不満を持った試験生がまな板ごとテーブルを破壊した音だった。









その様子を怒りもせず驚きもせず眺めるブハラとメンチ。






夏油傑
夏油傑
あの二人、強いよね
赤羽業
赤羽業
あの試験生ヤバいんじゃね?







保護者目線の感想を漏らすこいつらは置いといて、辺りは器物破損野郎に同調しているようだった。







?
納得いかねェな
?
とても、ハイそうですかと帰る気にはならねェな






脂肪がたんまりとついた不味そうな男は額に青筋を浮かべて言った。







?
オレが目指しているのはコックでもグルメでもねェ!!
?
ハンターだ!!
?
しかも賞金首ブラックリストハンター志望だぜ!!
?
美食ハンターごときに合否を決められたくねーな!!







225と書かれたナンバープレートを服に着けたそいつに対して、メンチは冷静だった。



俺、この女の怒りの沸点わかんねぇ。
料理ってことくらいしか分かんねぇよ。







……いや、これが全てか。
わかってたわ。








メンチ
メンチ
それは残念だったわね
?
何ィ!?
メンチ
メンチ
今回のテストでは試験官運がなかったってことよ
メンチ
メンチ
また来年頑張ればー?
?
こ……
(なまえ)
あなた
アマ
夏油傑
夏油傑
こら、汚い言葉使わないの
?
ふざけんじゃねェー!!!




呑気なこちら側とは違って、殴り込んでいった225は大変だった。






赤羽業
赤羽業
ナイッショー





ブハラが張り手で空高くへ打ち上げ、この建物のガラスを割って外へと投げ出されていた。
顔を張られていたので恐らく顔面がすごいことになっているだろう。








メンチ
メンチ
ブハラ
メンチ
メンチ
よけいなマネしないでよ
ブハラ
ブハラ
だってさー
ブハラ
ブハラ
オレが手ェ出さなきゃメンチ、あいつをってたろ?
メンチ
メンチ
ふん、まーね








そう言うと、後ろに回していた手を上に上げてあらわにする。





その手には、大きな大きな包丁、もうナタと言ってもいいくらいのやつが握られていた。
それをくるくると回したり、投げたりしながらメンチは喋る。







五条悟
五条悟
あいつ思ったよりスタイルいーぞ
家入硝子
家入硝子
美女を自称してそう
潮田渚
潮田渚
なんか偏見すごくない?












メンチ
メンチ
賞金首ブラックリストハンター?
メンチ
メンチ
笑わせるわ!
メンチ
メンチ
たかが美食ハンターごときに一撃でのされちゃって
メンチ
メンチ
どのハンターを目指すとか関係ないのよ
メンチ
メンチ
ハンターたる者誰だって武術の心得があって当然!







そして、回していた4つの包丁を片手でまとめてキャッチした。
それだけでも、かなり刃物の扱いに長けており、強いことが伺えた。






メンチ
メンチ
あたしらも食材探して猛獣の巣の中に入ることなんてか珍しくないし
メンチ
メンチ
密猟者を見つけたらもちろん戦って捕らえるわ!
メンチ
メンチ
武芸なんてハンターやってたらいやでも身につくのよ
メンチ
メンチ
あたしが知りたいのは未知のものに挑戦する気概なのよ!!







メンチが意外と試験官としてまともだったらしいことを……いや、撤回。
意識だけはちゃんとしてたことを知った時、空から大きな声が聞こえてきた。







?
それにしても
?
合格者2はちとキビシすぎやせんか?









その声につられて外に出てみると、大きな飛行船が高度を下げる途中であった。

ローマ数字の20の真ん中を塗りつぶしたようなマークとマ◯オの◯ラーの顔みたいなのが書かれた飛行船。





周りの声によると、あれはどうやらハンター協会のマークらしい。










つまりあれは、審査委員会の飛行船ということだった。















(なにあれ、十二位から急いで来たのかな)
(あれもっとスリムだと思ってたけどあんなデブなんだ)
(風評被害がすごいぞ)








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