あなたside
屋上なう
ラウール「で、どうしたの?」
『あ、あのね』
ラウール「ゆっくりでいいよ」
『う、うん』
ラウール「ちゃんと聞いてるから」
『あのね伊藤雲音って知ってる?』
ラウール「さっきの子?」
『うん。その子がね…安藤結衣の仲間らしいの…』
ラウール「え?!」
『なんか今日の朝に…』
私は今日の朝の事を全てラウに話した
ラウール「そんな事があったんだ…」
『でね、皆には秘密にしててほしいの…』
ラウール「なんで?」
『迷惑かけられないから…まだ何かされたわけじゃないし』
ラウール「てもあなたを潰すって言ってるんだよ?」
『分かってる…でも何かあったらちゃんと言うから』
ラウール「そうしてね」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。