第2話

性別
115
2023/03/04 10:45

柊 (なまえ)
柊 あなた
少し前から、

スカートを履くのが嫌になってきた

別に、絶対履きたくないと言う程でもないが

少々気持ち悪いのだ


私服ではいつもズボンだし、


朝は出かけるギリギリまで着替えない

履きたくないし、
早く行きなさい〜
柊 (なまえ)
柊 あなた
はーい

最近の朝は、時々履くのを躊躇って
遅くなってしまうことなんてことがしばしば…


ガチャ
柊 (なまえ)
柊 あなた
行ってきます〜


いや、別に男になりたいとかではない


ただ女子と言われると、うぅ〜ん?となり

男子かと問われると、そうでもないとなる
よくわからない…

女子力は全くない

メイクなんて
他人に2、3度やってもらったことがあるくらい

料理はやらないし、手芸も出来ない

可愛いさなんて0に等しいと言っても過言ではない
天然パーマだし、墨のような黒髪で
他の女子より太ってるし…
私服はズボン

メイクはしない

服を見て可愛いとは思うが、着ようとは思わない

メンズ服ばかり着ている


一人称は基本うち

たまに私


僕って使ってみたいけど、

おじいちゃんが「男言葉を使うな!」ってうるさい
おじいちゃんは考えが古いと思う

何故、女子は僕と使ってはいけないのか
そもそも男言葉ってなんだよ

2組には俺って使ってる女子もいる…
ちょっとかっこいい



恋愛対象は、男子も女子も付き合える

ちなみにだが、付き合って人は1人もいない

女子は好きになったことは無いが
付き合ってほしいと言われたら
(人によるが)付き合える

過去に何人か好きになった男子はいる

推しは男性


最近は推しが尊くて、
3次元どうでもいいって感じだ


なんか、まとめてみたけど、

結局よくわからない…


柊 (なまえ)
柊 あなた
うん、保留

別に悩んで解決することでは無いし

スカートさえ我慢すれば気になることでは無い

そんなことを考えているうちに私は学校に着いた

席替えしたばかりで慣れない席に着く

準備をしてから

昨日借りたばかりの小説に読み浸る

挿絵可愛いな、設定いいな、これ伏線かな?
など思いつつホームルームまでの時間を潰す





香奈
香奈
ねぇ
柊 (なまえ)
柊 あなた
ん?どうしたの
香奈
香奈
朝来たんなら「おはよう」
ぐらい言ってよ
柊 (なまえ)
柊 あなた
あっ、ごめん
柊 (なまえ)
柊 あなた
おはよ
香奈
香奈
次から気を付けてよ
そう言うと香奈は風香のところに戻り喋り始めた


えぇ…

読書の時間を邪魔された上になんか文句言われた…


いや、そっちから言ってくれれば私も返すのに

挨拶するのも、コミュ力皆無からしたら
結構大変なんだけどなぁ

と、不満を浮かべたが読書に戻る

やはり、集中出来ない…


さっきまで面白かったはずが

どこか、つまらなく感じる

キンコンカンコーン
先生
ホームルーム始まるぞー

結局、読み進められないままで
ホームルームが始まった

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