【 じゃぱぱ side 】
……… と
手を動かしながら 思わず 洩らした その愚痴 に …
と返されてしまった
「「 分かる … 」」
そうして会話は終わり 、
再び 静けさ が 辺りを包んだ
人の声 が 一切聞こえなくなった その代わり に
聞こえ始めた のは “箒でゴミを掃く音” だ
というのも 、 俺達 は 今『 大掃除 』中だ
俺達 « カラフルピーチ » は 12人グループだし本来 なら 大掃除なんて 一瞬 で 終わるんだけど …
“12人で住んでるから” こそ 、
それだけ大きいシェアハウスは掃除するのが大変だ
だから 、 役割分担 を して
出来る限り 効率的 に 掃除をする …
これが 俺達の 毎年の流れだ
ちなみに 役割分担 は 毎年 くじで決まってて …
今年は …
・ じゃぱぱ & もふ & ヒロ
↳ リビング 掃除
・ のあ & えと & るな
↳ 女子寮 掃除
・ たっつん & シヴァ & うり
↳ 男子寮 掃除
・ どぬく & ゆあん & なおきり
↳ 庭 掃除
って なってる
だから俺達は リビング を してたんだけど …
本棚の掃除 を してたとき …
そこで俺はとあるものを見つけた
本棚 に 入っていたそれは 、 謎の本だった …
タイトル も 何も書かれていない表紙 は
埃が溜まっていて 、 全く出されていないこと は
すぐに分かった
と … そこまで言って 俺は気付いた
「 どうして俺は表紙も何も書いていない
そんな “本” を “日記” だと確信したのだろうか 」
中を見れば 文字の書き方的 に 何か分かるかな
… と 思って 、 試しに中を覗いて見ると …
『 ■月 ■日 』 … と
日付の部分 が 綺麗に文字化けしてしまっているが 、 日付 が 書いてあること から
やっぱり 日記なんだということ が 分かった
でも …
『 月 』と『 日 』という 文字化けしてない
普通の文字 の ところ を 見てみても
誰が書いたのか は 見当がつかなかった
そう言って 2人 に 、 さっき見つけた日記 を 見せる
ヒロくん が そう少し 怯えるような表情で
そう言った と ほぼ同時 に …
「「「 ………… 」」」
「「「 やったな … うり/さん … 」」」
そう言って 、 俺達 は 声が聞こえてきた
男子寮の方 に 向かっていった
日記 は とりあえずテーブルの上 に 置いてから …
男子寮 … というか 声が聞こえてきた方角の
マッスル寮 に 俺達は来ていた
そこには 、 うり と 同じ分担 の
たっつん と シヴァさん 、
のあさん と 同じ分担 の えとさん と るなの他に …
なお兄 、 どぬ 、 ゆあんくん の 3人まで いた

ゆあんくん 、 えとさんに凄まれて
秒で意見変えてる … w
しかも 、 めちゃくちゃ棒読みだしw
その時 …
ガチャ
ずっと閉まっていた うり の 部屋の扉 から
出てきた 2人 は 、 片方 は 死んだ顔 を して
うわ言 の ように 謝り続け 、 もう1人は
まだ少し怒りながらも 多少 は 満足そうにしていた
… ここで「 終わってない 」なんて
言おうものなら うりの二の舞になる気しかしない …
ならここは … !
そうして リビング に 着いた は いいものの …
え … 普通 に ショック なんだけど … ?
…… でも 、 せっかく 今年 最後の日 なのに 、
こんな 空気のまま なのは あれだよね …
う ~ ん …
…………… よし !
「「「「「「 はあぁ ― !? 」」」」」」
シヴァさん が のあさん に そう聞いても
のあさん は ぼーっとしてるみたい で 何も答えない
そう 歯切れの悪い 回答 を しながら
こっち を どこか “気にしている” ような
そんな目線 で 見てくる のあさん …
それと 、 のあさん の 他にも 何人か
同じような 目線 で こっち を 見てきてる …
やっぱり 何人か には バレちゃってるか ~ …
この反応 … !
俺が何したいか気付いてくれたみたい … !
そう言って うり を 含めた 料理担当 の
シヴァさん と 女子組 は キッチンに消えていった
そうしてみんながバラバラになった後 …
そうして 俺は 、 少し強引ながら も
もふくん との 会話を断ち切った
だって … 1年の最後の日くらいは … みんなに
何も心配ごとなく 過ごしてもらいたいからね !
戻った リビング の テーブル には
大晦日 の ご馳走 が たくさん置いてあった
「 作るの早ッ 」って 思ったけど 、 下ごしらえは既に終わってたらしい … 流石過ぎる …
まあ … そろそろやりますか … !
「「「「「「 おお ーッ !!! 」」」」」」

























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。