そして、光一と、さくらちゃんのデート当日。
剛は、誰かと電話で話している。
どうやら、彼は退院したみたいだ。
剛は、電話を、切った。
さくらのそばには・・・・
なぜか一緒にいる、さくらと光一。
いつのまにか、ラブラブ?
そして、待ち合わせの場所に着いた剛は、驚きを隠せなかった。
待ち合わせ場所に一人たっていたのは・・・・
その頃まだ、待ち合わせ場所に着いていないさくらと光一は、車のなかにいた。
二人は、無言のままだったが・・・・
ラブラブじゃなかったのか?
二人は黙ることで、己を保っていた。
お互いどうしたら、よいかわからないみたいだ。
プルルル、プルルル
さくらの電話が、なる。
相手は、剛からで・・・
運転しながら、聞く光一。
光一の、その言葉の意味がまだ、わからずにいるさくら。
本心が、わからへん。
なにせ、アイドルなんやから
ようやく剛と、明菜ちゃんの元にたどり着いた、さくらと光一。
かなり、乗り物に乗る気満々な剛やけど・・・
明菜ちゃんも、剛に続こうとしている。
明菜は、思い出したみたいだ。
忘れやすい光一のことや、そうに決まってる
3人のトークに入れずに、ちょっと寂しくなった剛が言う。
明菜ちゃんの手を繋ぐと、
俺の話を聞かずにいってしもた二人やった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!