「 운속선배 」

新歓で先輩に見せてもらった
今年卒業していったひとつ上の代の6人の先輩の写真
◾︎◾︎「 この先輩かっこいい 」
●●「 1番左の腕上げてる先輩ムキムキすぎて最高 」
★★「 口開けてる先輩可愛くてめっちゃ癖になる 」
1年女子総出でスマホを回しながら写真に群がっている中
🦋「 あなたは ?? 」
あなた「 、、、手前の紺パーカーどタイプ 」
留年でもしてくれない限り一生関わることの出来ない
4歳という年の差に神様を心の中で睨みながら
なんとか紺パーカー先輩のインスタまで見つけだし
数少ないフォロワーだった幼なじみのりょうに
投稿を見させてもらうとこんなにも容姿がいいのに
上がっているのは犬とご飯のみで
唯一先輩の情報といったら投稿に付けられた音楽のみで
ご飯を奢ってまで見たのに、、少し後悔をする

投稿につけられていた音楽の中で
なんだか気に入った曲のアーティストのライブに
何となく応募してみて まさかの当選で
急ピッチでほかの曲も覚えて ライブ当日
押し寄せる人々に押されて流されてたどり着いた場所で
人混みで気が参りそうになっていると
🪨「 大丈夫ですか ?? 」
と声がした方を見上げてみれば
なんと夢にも見た紺パーカー先輩がいるではないですか
🪨「 水、飲みますか ?? 」
「 あ、急に話しかけてすみません 」
「 すごい押されてたのが見えて、、 」
あなた「 ああ、、好きです 」
🪨「 、、!? 」
あまりの顔の良さと中身まで完璧で
私の脳がパンクしたらしく
突然の告白をしてしまったので
一旦貰った水をがぶ飲みして落ち着くと
🪨「 そろそろ大丈夫になりました ?? ㅎㅎ 」
あなた「 、、ほんとうにごめんなさい 」
「 恥ずかしいので さっきのは忘れていただいて 」
「 私は違うところで見ます、、 」
と 謝って移動すると言ったのはいいものの
周りには1センチも動けないくらいの人がいて
🪨「 ここにいた方がいいと思いますよ ㅎㅎ 」
あなた「 はい、すみません、、 」
人生もこの恋も終わりだ、、と思いながら
がっくりと足元を見ていると
ライブが始まり流石に前をむいて
一旦ライブの事だけを考えて楽しんでいると
ふと 隣にいる先輩が気になったので見てみる
、、、クソかっけえっす
10秒ほど完全に見惚れて はっとしてまたライブに戻る

ライブが終わったあともう一度先輩に謝って
夢であることを祈りながら家まで帰って
夢じゃないことに頭を抱えながら
りょうに報告すれば爆笑され
この機にもうインスタもフォローしちゃえと言われ
フォローし DMも勝手に送られ
気づいたらご飯に行くことが決まっていた
🪨「 、、餃子美味しかった 」
「 連れてってくれてありがと ㅎㅎ 」
まさかの餃子好きがヒットして
中華を嫌いな人はいない と言ってくれたりょうに感謝
🪨「 でさ、1個聞いてもいい ?? 」
あなた「 はい、?? 」
🪨「 なんで俺を誘ってくれたの ?? 」
、、ついに この質問に衝突して
ここはもう猪突猛進しかない と思い
あなた「 新歓で写真を見せられた時に一目惚れしちゃって、 」
「 卒業してるから 会えないんだろうなって思ってたらライブの日に目の前にいて 」
「 あんなに初対面でおかしいことしたのに優しいし 話しやすいし どんどん好きなっちゃって 」
「 幼なじみに相談したら誘えって言われて誘いました、、 」
🪨「 なんでそんなに悲しそうに話すの ㅎㅎ 」
あなた「 だって、きっと今から振られるから、、」
🪨「 俺と考えてること違うんだけど、、振られたい ?? 」
あなた「 、、、いやです !!! 」
想像もしてなかった展開に思考が止まりかけたけど
なんとか気を取り戻して反対する私を
まるで好きな人を見つめるような目で微笑んでくる先輩
そして気づいたら先輩の腕の中にいて
🪨「 俺はね ライブの日に目の前に人に押されて流れてきたちょータイプな女の子に一目惚れしたから話しかけたんだ ㅎㅎ 」
「 で、名前も連絡先も聞けずにライブ終わっちゃって落ち込んでたらインスタフォローされてDMもきて話してくうちにどんどん可愛いなって思うようになって ご飯も誘ってもらえて嬉しかった 」
「 だからさ、俺と付き合ってくれない ?? 」
あなた「 もちろん !!!!!! 」
こうしてまさかの快進撃を見せたあなたは
りょうに結果を大興奮しながら伝えて
夢ではありませんようにと祈りながら寝るのでした
はい私の学校にはこんな先輩いませんでした
はい悔しいです悲しいです
今日はもうオールが決まったので
まだまだテスト勉強は終わりが見えないけど
呑気に現実逃避するために妄想しにきましたはい
ねたいですねむいですはい
もう何もかも更新が止まっててすみません
寝る時間を確保するとどうしてもバイト後
家に帰って秒でベットインですすみません












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。