魔理沙に言われた通り莉嶀覇の所に行くと
頭から血を流して倒れていた
ぴくりともしない
俺は何も考えず莉嶀覇を おんぶして病院へといった
モブ「ザワザワ」
莉嶀覇はそのまま目を閉じた
嫌な予感がした
新庄のお父さんが言っていた、あの新庄の昔の話
あれが頭によぎった
似すぎて…………莉嶀覇が
死んでしまうのではないかと思ってしまう
宅間圭君の時のように……ユイちゃんの時のように
莉嶀覇が死んでしまうのではないかと
中学1年生の時莉嶀覇は
今みたいに優しくて、落ち着いた女の子ではなく
やんちゃでよくヤンキーの男子と
絡んでいるというイメージの子だった
イメージというよりも、現実的にそうだったけど
そんなある日
日本にやってきた、外国人の女の子がいた
というよりも、彼女はハーフのようだった
お母さんがアメリカ人、お父さんが日本人という
ものすごく可愛くて、優しい女の子
でも髪の色は、金髪で
それが原因で、みんなにいじめられていた
俺はなるべく関わらないようにしていた
俺だっていじめられたくないし、嫌われたくなかったから
でも莉嶀覇は違った
この時の莉嶀覇は 本当に男の子っぽい格好になっていた

俺と莉嶀覇は小さい頃からの幼なじみで
赤ちゃんの時から…………
りとはがこんな風になったのは、6年生の時に
大きな事故があったから
6年生の卒業式が終わった頃
夕ご飯を食べ終わってお父さんが乗っている車
ガソリンスタンドによる
ガソリンスタンドでの出来事だった、その時に
お兄ちゃんとお母さんは止めてあった車の中で待っていた
すると、前から居眠り運転をしているトラックが突っ込んでいき
そのまま帰らぬ人となってしまった
運良く、お父さんと莉嶀覇はガソリンスタンドの店員と話していた
それが原因で喋らなくなったし
柄が悪いやつらとの付き合いも多くなってしまった
綾瀬ユイは、そんな莉嶀覇を 優しく抱きしめてくれた時だった
優しい彼女の言葉遣いに莉嶀覇は 心を開いた
なんて暖かいんだろ
莉嶀覇があんなに心を開いてるのは、久々だった
俺も嬉しかった
これからも、
この三人で頑張っていけると、ずっと思っていたのに
あの事件が起きるまでは
莉嶀覇はユイを連れて外で遊ぶことが多くなった
そのせいか分からないが
ユイは柄の悪いやつらとつるむことがあった
それで、ユイの親は莉嶀覇の親に
怒鳴り付けて行ったのをよく覚えてる
ユイは「莉嶀覇は悪くない」と言っていたが
親はやはり一人娘が心配なのだ
「莉嶀覇とはつるむのはやめなさい」
そう言われていた
それでも友達関係をやめなかったユイ
だって、学校で初めてできた友達だもんな
するとある日のことだった
と言われて、場所を教えてもらって、
そのままダッシュしていく莉嶀覇
着いた時には、誰もいなく
いたのは、頭から血を流している綾瀬ユイの姿
猛ダッシュでおんぶをしながら走る莉嶀覇
病院たどり着いたが
「ムエタイとテコンドーは、自分の身を守るもの」
よく莉嶀覇が言っていた言葉だ
この言葉は、彼女からもらった言葉


綾瀬 父「うぅ……」
綾瀬 母「泣……」
しかも少年法というものが適用されていた
ふざけるな
これ以上莉嶀覇を悲しませるな…………
莉嶀覇は、頭ん中は真っ白になっていて、
記憶もあまりないと言ってるけど
あの姫華…………
ユイを殺った本人……
知っているあの時、Snsで有名になっていた
許せない
次会ったら、お前のこと
殺る
その後、中学卒業と同時に、俺は莉嶀覇に告白をした
莉嶀覇と俺は、同じ高校にも通うから
莉嶀覇の心を癒せるのならば
莉嶀覇のぽっかりと開いた穴を埋めれるのならば
俺はどんなことだってする
そもそも俺は、莉嶀覇の事が大好きだった
だから莉嶀覇の大切な人になりたい
ユイみたいには慣れないかもしれないだけど
慣れなくたって、一番じゃなくてもいい
莉嶀覇の一番いや二番何番だったっていい
彼女の大切な人それだけでいい?そんな人になれればと
強くずっとずっと思っていた
彼女が死ぬと言ったら、俺も一緒に行く
それぐらい大切だった
莉嶀覇は「ボクよりお母さんの方、大事にして」
と言ってきたが莉嶀覇も俺の家族なんだから
これで一週間
あと3日で起きなければ莉嶀覇は
言いたくないけど、死ぬ
今の状態でも、目が覚めたら奇跡
死んでしまったら、仕方ないという状況だ
そういったけど
俺と莉嶀覇は恋人同士
莉嶀覇自身お父さんには、
俺と付き合ってるってことは言ってないらしい
言ったら、別れろって言われるかららしい
もう会えないのか…………



























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。