マキアは
弔を助けるべく
前線へと向かっていた
あなたはマキアの大きな声で我に帰る
重い頭を回転させて状況を整理する
体調がどんどん芳しくなくなっている彼女の瞳には
黒焦げになった弔がいた
マキアが告げる
だがその返事は返ってこない
意識が朦朧とする少女は
自分が何故こんなにも体調が優れないのか全くわからないまま
彼女が最後に見たのは
白い髪の毛の…荼毘だった
目を開けたらそこは
戦場ではなく
洞穴のような場所だった
周りを見てみると
大きな箱を並べて
そこで寝かされていたことがわかる
トガはしゃがんであなたの血色の戻らない顔をじっと見つめる
一ヶ月程度目覚めなかったあなたが起きて
彼女は泣きそうである
少女は力無く呟く
そのまま立とうとするが全身に力が入らない
また霊力も封じられている
その様子を見て
一人の男が口を開く
トガは全く誰かわからないあなたにこっそりと耳打ちをする
精一杯の笑顔を彼に贈る。
AFOは微笑みまた話す
少し間をおいて
少女はぽつり話した
AFOは少年のように笑う
好奇の目線を向けられ思わずあなたは目を逸らす
不服な顔をしながらあなたは説明を加える
少女はそれだけ吐き出して
口角をぐいっと持ち上げ
AFOの顔を見つめた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。