第5話

騒がしい朝
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2026/01/10 12:08 更新
あなた

ふわあ……よく寝た。

目が覚めると、天蓋付きの豪華なベッドの上だった。

そうか、私、異世界に来て白騎士団のお城にいるんだった。

夢じゃなかったんだ。

ふかふかの布団に顔を埋めていると、突然ドアがバンッ! と開いた。



「フハハハ!! おはようあなた!!

目覚めの気分はどうだ!?

この天馬司が、直々に起こしに来てやったぞ!!」

あなた

「ひゃっ!? つ、司さん!?」

朝から声が大きいよ……!

しかもキラキラした笑顔が眩しすぎる。

彰人

「……おい、司。

ノックもせずに女の部屋に入んじゃねえよ。デリカシーねえな」

司さんの後ろから、呆れ顔の彰人くんが入ってきた。

手には湯気の立つ洗面器とタオルを持っている。

え、それ私のために?



「何を言う彰人!

姫君の朝を彩るのは、スターである俺の務めだろう!」

彰人

「はいはい。

……ほら、あなた。顔洗うお湯、持ってきてやったぞ。

ここの水は冷たいからな。風邪ひくといけねえし」

あなた

「あ、ありがとう彰人くん……!

すごく温かい……優しいね」

彰人

「……別に。

お前が倒れたら、俺の護衛任務に支障が出るからな。

勘違いすんなよ」

そう言って顔を背ける彰人くんの耳が、少し赤い気がする。

もしかして照れてるのかな? 可愛いとこあるじゃん。

瑞希

「やっほ~! 2人は退散退散~!

ここからはボクの時間だよ♪」

ひょこっと顔を出したのは瑞希ちゃん。

手には可愛らしいドレスをたくさん持っている。

瑞希

「団長から、『彼女に似合う服を用意してあげて』って頼まれちゃってさ。

ボクのセンスで、あなたちゃんを世界一可愛くしてあげる!

さあ、着替えよっか♪」

あなた

瑞希ちゃんに追い出されて、司さんと彰人くんは渋々部屋を出て行った。

瑞希ちゃんが選んでくれたのは、白を基調としたフリルたっぷりのワンピース。

うわあ、こんな可愛いの着たことないよ……!


ー食堂ー

着替えを済ませて食堂に行くと、長いテーブルに豪華な朝食が並んでいた。

すごい、全部美味しそう!



「おお! 来たなあなた!

さあ、こっちだ! 俺の隣の席を空けておいたぞ!」

彰人

「はあ? 抜け駆けすんなよ司。

おい、こっちに来い。パンケーキとオムレツ、どっちがいい?

取ってやるよ」

あなた

「えっと……」

二人が私の左右の椅子を引いて待っている。

どっちに座ればいいの?


瑞希

「あ~あ、二人とも必死すぎ。

あなたちゃん困ってるじゃん。

……ま、ボクはこっちで優雅に紅茶でも飲んでよっと♪」

瑞希ちゃんは向かいの席でニヤニヤしてる。助けてよ~!

それにしても、団長さんの姿が見えないな。

あなた

「あの、団長さんは……?」



「む? 団長か?

あの方は多忙だからな。執務室で書類仕事だそうだ。

朝食は部屋で済ませると言っていたぞ」

彰人

「本当、働きすぎだよなあの人は。

……なんだよあなた。俺たちがいるのに、団長のことばっか気になんのか?」

彰人くんが不機嫌そうに眉を寄せる。

その瞳が、私を射抜くみたいに鋭くて、ドキッとした。

あなた

「ち、違うよ! ちょっと気になっただけで……」

彰人

「……ふーん。ならいいけど。

ほら、口開けろ。オムレツ食わしてやるから」

あなた

「ええっ!?」



「貴様!! 抜け駆けは許さんぞ彰人!!

あなた、俺のスープも飲むんだ!!」

朝からイケメン騎士様たちにあーんされるなんて……。

私の心臓、これから毎日持つのかな!?
5話更新!🥞
今回は朝のドタバタ回でした~☀
彰人くんの「勘違いすんなよ」頂きました!!ツンデレ最高かよ💕
司くんもグイグイ来るね~!

団長さんはお仕事で不在です
カイト兄さん推しの人ごめんね
でも彰人くんと司くんの取り合いが書きたかったから満足!


次回は城下町にお出かけ!?
黒騎士が動く予感💜
お楽しみに~!!✨

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