朝。
ゆあん、そろそろ起きて
起きてるよ
じゃあ、なんで布団から出ないの?
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方が隣にいるから
理由になってないよ
もうちょっと一緒にいたい
昨日もずっと一緒だったでしょ
それでも足りない
本当に甘えん坊だね
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方限定だからいいの
そういうこと言うの、ずるい
照れてる?
照れてない!
顔見せて
嫌
かわいい
もう、早く起きて
はーい
ようやく起き上がったゆあんは、眠そうにしながらリビングへ向かった。
朝食を食べ終えると、
今日も撮影へ向かう時間になる。
今日も送ってくれる?
うん。帰りも迎えに行くよ
やった!
そんなに嬉しい?
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方と車に乗れるから
撮影より楽しみにしてない?
ちょっとだけ
撮影もちゃんと頑張ってね
もちろん!
車に乗り込み、二人で撮影場所へ向かう。
今日の撮影、何すると思う?
前に話してた企画?
そう!
楽しそうだね
うん!終わったら教える!
帰りに聞かせて
いっぱい話す
しばらくして、撮影場所に到着した。
着いた!
忘れ物ない?
ないよ
スマホは?
ある
財布
ある
じゃあ大丈夫
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方
何?
行ってきますのぎゅーは?
ここ外だよ?
じゃあ、ちょっとだけ
帰ってきてからね
約束?
約束
じゃあ行ってくる!
行ってらっしゃい
ゆあんは嬉しそうに撮影場所へ入っていった。
――数時間後。
撮影場所では、からぴちのメンバーが集まっていた。
ゆあんくん、今日なんか機嫌よくない?
朝からニヤニヤしてへん?
そう?
どうせあなたの下の名前に送ってもらったんだろ
正解!
やっぱりな
そういえば、最近あなたの下の名前さんに会ってないですね
うん。久しぶりに会いたいなー
るなも会いたいです!
ほんと?
うん。前会ったときから結構経ってるし
僕も会いたいです!
え、俺も会いたい!
じゃあ、みんなで会いに行けばいいんじゃない?
いいな、それ
ゆあんくん、家行っても大丈夫?
もちろん!
ゆあんは嬉しそうに笑う。
みんなに自慢の奥さん見せてあげる!
自慢の奥さんて
ゆあんくん、絶対家でも惚気けてるでしょ
してないよ!
その顔で言っても説得力ねえぞ
ほんとだって!
じゃあ、今度みんなでお邪魔してもいいですか?
いいよ!
決まりだね!
楽しみです!
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方、みんな来たら喜ぶと思う!
ゆあんくんが一番喜んでない?
それはそう!
認めるんかい!
みんなの笑い声が撮影場所に響いた。
ゆあんはスマホを取り出す。
今、あなたのゆあんくんからの呼ばれ方に連絡していい?
もう連絡するの?
早く伝えたい
本当に好きじゃん
大好きだよ!
はいはい、ごちそうさん
ゆあんは楽しそうにメッセージを打ち始める。
『今度みんなが家に遊びに来たいって!』
少しして、返信が届く。
『今度みんなが家に遊び来たいって!』
既読
『いいよ。みんなが来るなら、何か作ろうかな』
ほら!
なんて?
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方、みんなのために何か作ってくれるって!
優しいですね
楽しみです!
俺も楽しみ!
お前が一番楽しみにしてるだろ
当たり前じゃん
はいはい。じゃあ次はみんなであなたの下の名前の家に遊び行こ!
うん!
その頃、あなたの下の名前は家で家事をしていた。
洗濯物を畳み、掃除を済ませる。
ふとスマホを見る。
またゆあんからメッセージが届いていた。
『撮影順調!』
よかった
少しして、もう1件。
『終わったら迎えに来てね』
分かってるよ
既読『終わったら連絡してね』
するとすぐに返事が来る。
『大好き』
......笑
少しだけ笑う。
既読『私も』
送信。
――夕方。
スマホが鳴る。
『終わった!』
既読『今から行くね』
車に乗り、撮影場所へ向かう。
到着すると、入口からゆあんが出てきた。
あなたのゆあんくんからの呼ばれ方ー!
お疲れさま
迎えに来てくれてありがとう
約束したからね
今日もかわいい
急に言わないで
照れてる?
照れてない!
かわいい
早く乗って
はーい
助手席に乗ったゆあんが、嬉しそうに笑う。
今日ね、みんなにあなたのゆあんくんからの呼ばれ方の話した
遊び来る以外何話したの?
仲良しだって
それだけ?
あと、あなたのゆあんくんからの呼ばれ方がかわいいって
それは言わなくていいのに
なんで?
恥ずかしいから
やっぱり照れてるじゃん
照れてない!
ふふ笑
笑わないで
ごめん。でも嬉しい
何が?
こうやって迎えに来てくれるのも、一緒に帰れるのも
私も好きだよ。この時間
じゃあ、明日も一緒に帰ろうね
明日はみんなが遊び来る日でしょ
あ、そうだった
じゃあこれからも!
うん
約束!
約束
車は二人を乗せて、ゆっくり家へ向かっていった。
今日もまた。
何でもない一日。
だけど二人にとっては、そんな毎日が幸せだった。
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