不思議な宵であった。
そう、まだ働いていない頭で昨宵を振り返る。
が、寝ぼけた頭では何も思い出すことができない。
ふと見た空はまだ薄暗く、
時計の針はまだ右下を指している。
起きようと思って起きたというよりも
なんだか起きてしまったという方が正しいのかも
しれない。
まだ眠気が残っていて、もっと寝ていればと後悔した。
でも仕方ないんだ。
だってこんな不思議な体験は
絶対に最後の結末まで知ることができないんだから。
夢から覚めるのと同じように。
ただ、不思議であるほど覚えてしまう夢のように
俺の頭には艶やかな微笑みだけ鮮明に残っていた。
だんだんとはっきりしてきた頭で
少しぼんやりとした、けれども鮮明な体験を
振り返ることにしよう。
お待たせしました。新作の投稿です。
今回もnotリアル設定であり、
さらに🩷💚の二人しか出てきません。(多分)
そして少し大人めな雰囲気があったりなかったり。
っていってもほんの少しなので
短編のもう一歩進んだくらいだと思ってください。
なのでそこまでお気になさらず。
前回も花を題材にした小説でしたが今回も花を題材に。
今回は中編となる予定。書いても10話とかで短め。
それから、今回から題名の書き方を少し変えました。
*⑳など大きい数字が小さく見えづらくなるため。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!