風がやわらかく、庭の草花を揺らしている
蝶屋敷の縁側に腰を下ろし、手元の刀の柄にそっと触れた
明日から、いよいよ初めての任務!!
鬼殺隊として、“ひとり”で現地に立つ最初の任務
不安じゃないと言えば嘘になる
でも、それ以上に「ちゃんと役に立ちたい」という想いが強くて
そんなときだった
静かな声が背後から届く
振り向くと、そこに立っていたのは
無一郎は私の隣にスっと腰を下ろした
そう言って少しほほ笑みかけると、彼は目を細めた
そして、ぽつりと言葉を落とす
少し考え
言葉の途中で風が吹き、髪の毛を揺らした
無一郎はそっとそれを払ってくれた
そう言って笑うと、彼の手が一瞬あなたの袖を掴んだ
彼は少し視線を伏せてから、静かに言った
彼は貴方の方を真っ直ぐ見つめる
その目には確かな迷いと、ほんの少しの震えが宿っていた
その直後
無一郎は少し言いずらさそうに目を逸らして
でも、覚悟を決めたように言った
第二話へ続く
次回┊︎ 無一郎のお願いとは,,,?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!