暗く静かな部屋。
その空気の中で、ただひとり、しにがみさんの冷たい視線が刺さる。
心臓が急に速く打ち始める。
わかっていた、わかってはいたけれど、
でもこの視線が重すぎて息が詰まりそうになる。
しにがみさんはゆっくりと近づいてくる。
その目は、感情を隠すことなく冷たい怒りを宿している。
彼の手が、急に自分の肩を掴んだ。
その声に微かな震えを感じる。
でも、それが逆に怖くてたまらない。
しにがみさんの顔が近づく。
そして、そのまま一気に唇を奪われる。
彼の舌が無理やり口内に入り、絡みつく。
一度舌を絡められたら、もう離れられない。
どんどん深く、さらに深くと彼の欲が押し寄せてくる。
彼の唇は、優しさを全く感じさせないほど、支配的だ。
深く、貪るように舌を絡ませ、唾液が混じる水音が耳に響く。
しにがみさんの手が、無理やり自分の身体を引き寄せる。
胸に触れると、胸元に強く手を押し当てられ、強引にその感覚を感じさせられる。
強引に身体を押し倒される。
その手は、今度は腰をしっかりと掴み、抑え込むように力を込めてきた。
もう、逃げられない。
しにがみさんの手のひらに完全に支配されて、身体が震える。
END
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。