私は意を決して目を閉じた。
そして足を踏み出し、
かけたとき、、、
バンッ!!
ものすごい音がして、屋上のドアが開いた。
あやねるの声。
私はその場で硬直して思わず目を開け、振り返った。
とともに、生徒会の先輩の面々が駆け込んできた。
私は我に返る。
そして慌てて足を戻した。
ギュッ
あやねるに思いっきり抱きしめられた。
私がまだ声を出せないでいると………
怒りが頂点に達したのか、萌愛莉が激昂して
先輩たちの方に飛びかかっていく。
小野先輩が素早い動きで萌愛莉の首元に
手刀を打ち込んだ。
途端に、萌愛莉の足が力をなくし、音もなく
崩れ落ちた。
気絶したのだろう。
先輩は、冷たい目で周りを見渡すと、
と言った。
完全に怯えた絵美理、そして壮馬と江口くんを
押さえていた男子生徒も、その場にいた全員が降伏した。
そして、救世主はにっこりと笑って言った。
長い長い、戦いが今、幕を下ろした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!