第13話

ヒヤッとした手。sideエレン
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2025/04/30 08:00 更新
調査兵団が壁外に行ってから数時間後。

俺たちは、巨人の襲来を受けていた。


何人もの仲間が…住民が死んでいく。
アルミン
エレン、行けるかい
エレン
問題ねぇ、あの壁さえ塞げば……


トロスト区に開けられた大きな穴。
ピクシス
イェーガー、そろそろ始めようか
今から俺は巨人となり、あの大きな穴を塞ぐ。


本当にできるだろうか
…いや、そんなことを言ってる場合じゃない
エレン
はい!

やるんだ。
必ず、この街を救ってみせる。
ピクシス
アルミン、ミカサ
君たちも頼んだよ
アルミン
は、はい!
ミカサ
はい

作戦開始の煙弾が放たれる。

俺は思いっきり指を噛みきった。
その時、一瞬だけあいつの声が聞こえた気がした。
あなたの下の名前
許さない
エレン
……

なあ、あなたの下の名前……

お前はどこに行ったんだ?
調査兵団に入るんじゃなかったのか?
なんで、そんなに……
エレン
怒ってるんだ……
ミカサ
エレン!!!
リヴァイ
これは一体全体どういうことだ
あなたの下の名前
兵長、向こうの方の巨人倒してきました
リヴァイ
おい…これはお前の同期か
あなたの下の名前
え、はい…
ミカサ、一旦エレン貸してくれる?

声が聞こえる…

あなたの下の名前か?
アルミン
ミカサ!早く離すんだ!
ミカサ
いやだ…
あなたの下の名前
…はぁ、
リヴァイ
なんだ、こいつ…

何をしてるのかまではわからない。

穴は、塞がったのか?



《ヒヤッとした手》が俺の頬に当たる。
ミカサ
触らないで…
あなたの下の名前
あのねぇ…、はぁ…リヴァイ兵長!

あぁ、ダメだ…

意識が……



その言葉を最後に俺は意識を失った。

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