時刻は22時55分。予告状に書いてあった時間まで残り5分だ。
その瞬間、レストランの照明が全て消え、真っ暗になった。
少し経つと、明かりが戻った。
12人はペンダントが展示されていたケースを確認する。
スンチョルの言葉で警察全体が騒ぎ始める。その瞬間、
ガジャンと何かが割れる音がレストラン中に響いた。
音がした方向を見ると、レストランの窓が一部割れており、そこには一人の長身の男がぶら下がって居た。
その男の手には、ペリドットのペンダントが。
その男……wonの声は、洞窟のように深く、低かった。
バンッ バンッ バンッ!!!!
レストランに激しい銃声が鳴り響く。
wonは軽い身のこなしで避けるが、ジフンとバーノンが放った2つの弾丸がwonに当たり、wonの顔にかすり傷ができる。
そして、ミンギュが放った銃弾が、wonの肩に当たり、ペンダントがwonの手から離れる。
ミョンホがペンダントをつかまえる。
そう言い残し、wonは窓から飛び降りた。
彼らはハウスシェアという形で、一つ屋根の下で暮らしている。
"今日は何を食べるか"、"何時に起きるか"、"どの順番で入浴するか"。そんな事を話しながら、12人は帰路についている。
この先何が起こるのかは、今はまだ、誰も考えて居なかった。























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!