階段の先に、バーのような扉が立ちはだかっていた。
未成年の私がいてはいけない、そんな大人な雰囲気を纏わせて。
扉の周囲の静かな光。ルクスがあまりにも低い。
例えるなら、昭和レトロな喫茶店。
その昭和も、今や百数年前の大昔の話だけれど…
まさに、秘密基地。めめさんの後ろ髪に、
僅かなる時間と光の狭間が入り乱れた。
松明のような照明が、揺れる揺れる。
扉の向こうから、何かを感じる。
屈託のない、爽やかな災いのある笑み。
気遣ってくれるのは嬉しいが、
その言葉に裏が無いか少し心配に思えた。
めめさんの清らかで白魚のような右手が
金のドアノブに触れて波を打つ。
扉は、開かれ、ルクスが一瞬にして広がった___
扉の向こうは、夕焼けの差し込んだ地下室。
おかしい。
私は腕時計を確認した。
…朝の、八時。
先程と数分程度しか変わらない。
そして記憶を蘇させた。
さっき、階段を下りて地下室であるここに来た。
なのに、なのに、夕陽も窓もある。
めめさんが小さく舌打ちを鳴らす。
目つきが鋭く、めちゃくちゃに悪い顔をしている。
先程の笑みが歪んでいる。
クソでかため息をついて、めめさんは続けた。
すぐにめめさんは切り替えて、
私の手荷物をそこら辺のソファーに置いた。
…よく見ると、なんだか温かい部屋。
本棚も暖炉もソファーもあるし、
ラグも分厚くもふもふ。
あるはずのない
夕日がその雰囲気を後押しして、
奥行きのある部屋だった。
キッチンからテレビまで、
何から何まで揃っている。
何一つ不自由の無さそうな、
変哲の無い豪華なスペースだった。
めめさんは軽い手招きをした。
それも表の雰囲気ではなく、
ハイライトの飾らない瞳。
曇った瞳で瞼は濁っていた。
よいしょ、と腰を持ち上げようとしためめさん。
私は申し訳なくて、道案内を断る。
めめさんは咳払いをして、私に近づいた。
…身長が高い。160cmぐらいだろうか。
そういって私の手に渡したのは、
数センチ程度のフラスコ。
黒いゴム製の栓付きで、その中には
エメラルドグリーン色の有色透明な液体が。
それは夕焼けに反射して、
ラメのようなものがキラキラと
遠吠えを繰り返していた。
めめさんは再び、ソファーに座りべちゃっと崩れた。
めめさんの、雲隠れした瞳。
そこから真意が伝わった。
めめさんは指をさした。
そこは、出入口扉ではなく、
再び地下に近づく階段があった。
それは温かみのある設計ではなく、
まるで病院の様な
白く漂白剤をばらまいたような白さ。
木犀の床から雪までの境目は
違和感が凄かった。
そこは、夕焼けが立ち込めなかった。
ん-、とめめさんは他人事のように言い放った。
今だけは、めめさんが無慈悲に見えた。
無いはずの夕焼けが、私を見ている。
めめさんは、微笑んだ。
とびっきりの笑顔。ぶん殴りたい。
一人の存在…異形の様な風貌の存在が、
地下で安定した情緒で過ごしていた。
一人の存在の情緒は、
すでに不安定になりかけていた。
協力者№.3 ████
異能力:█
██である██に、██である██が███km██に
██していれば、██を██して██することが出来る。
目的 :██凌ぎ。██も█さえも愛しており、
██者の中ではイレギュラーな██。
█なので戸██めに██するという
復██もなければ忠█心も無い。
備考 :非常に█████であり、██すると████、
████、███、█████の異能力を██しても
抑えることがままならない。しかし、██が安定さえ
していれば、非常に█が良く力も█く、
更には異██が██さえしていれば
一時的に不██死の██にもなる最█の異██者である。
█能力の使いすぎで、体には██の第三段階が
██しており、これ以上██力を使うと██に
変█してしまう可██がある█一の協█者である。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。