退院の日、俺は午前中仕事して新幹線に飛び乗った。
メンバーはみんな、ん?って顔してたけど(笑)
おかんに車を神戸の駅の駐車場に停めて置いてと言ったからあるはず…
おかんに連絡したら駐車場代かかるから駅の前で待ってるって。
おかんはどうするん?笑
おかん
「おかえり」
おかん
「電車で帰るよ」
おかん
「何言ってんの。これから結婚式とかに使うんやから取っておきなさい」
そう言っておかんはヒラヒラ手を振って帰った。
--病院--
荷物を持って、看護師さんに挨拶して車に向かった。
話してる内にあなたの家に到着。
あなたが家に入ったのを確認して俺は車を車庫に入れた。
誰もおらん!?
そのままあなたの家に行ったら重岡家まで総出でパーティーが始まる勢いだった。
お姉ちゃん
「あ、おかえりー。あなたちゃんとドライブデート楽しかった?」
アホやん、こいつ(笑)
あなたの退院祝いをして、俺は翌朝始発の新幹線で仕事に向かった。
また少し落ち着いたらライブの打ち合わせかな
なんて思いながら
詞を書くための文言をメモをする。
あなたに向けた…なんて言ったら怒られそ(笑)
一歩一歩
夢に向かって…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!