■第3話「嫉妬は、気づいた瞬間に始まる」
朝。
昨日の“あの感覚”がまだ残っている。
胸の奥が、変に落ち着かない。
■登校
校門前。
その声に、あなたの指が一瞬止まる。
笑顔で断る。
その“笑顔”が、昨日と同じで――
胸が、またざわめく
■生徒会室
仕事中
指が、近い。
一瞬、距離が近すぎる。
微笑む。
その瞬間――
低い声
空気が、少しだけ変わる。
■放課後
あなたの下の名前は一人で資料整理。
その時――
廊下から声。
またあの笑顔。
胸の奥が、ぎゅっとなる。
■その瞬間
ガタンッ
椅子が動く音。
自分でも分からないまま立ち上がる。
廊下へ出る。
そして――
その光景を見て
次の瞬間。
腕を掴まれる。
即答。
でも――
心臓がうるさい。
答えられない。
その時。
コンタミが振り返る。
少しだけ、困ったように笑う
■屋上
風が強い。
コンタミが少し近づく。
優しく笑う。
沈黙。
風だけが通る。
1歩近づく
その瞬間。
後ろから声。
低い声
小さな声。
でも確かに出た。
■その夜
ベッドの中。
胸が苦しいのに、嫌じゃない。
そして
窓の外
第3話おわり













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!