第12話

11
108
2026/01/10 14:16 更新
おおはらMENside

俺は、仲間の死んだ意味を守るため、

ルントウを……あいつを殺すことにした。
ルントウ上官
さようなら、憐れなおんりー
おおはらMEN
(油断している今がチャンス__!)
俺は模倣コピーしたあいつの能力【瞬間移動】を使って、

あいつの背後に行き、その背中を剣で刺した。
ルントウ上官
ガハッ……!
あいつは、能力でその場を離れ、

一旦俺から距離を取り、生きようとしていたので、

刺していた剣を、あいつの体の中でねじって、

能力を使う暇を与えなかった。
ルントウ上官
グッ……!
そして、あいつに俺は告げた。
おおはらMEN
お前を殺して、
仲間の死んだ意味を守る!
















__刹那、あいつは笑った。
ルントウ上官
はっ……ははっ……!
死にそうになりながらも笑うその姿は、

醜さを通り越して、

神妙なように思えた。
ルントウ上官
お前が俺を刺したのは……そんな理由じゃ、ない
おおはらMEN
……は?
ルントウ上官
お前は、お前の本能によって……俺を刺したんだ
ルントウ上官
お前の……「俺を殺したい」という、欲……
ルントウ上官
お前は……仲間のこと、なんか……
ルントウ上官
ちっとも……考えて、なかったんだよ
最期を迎え入れる準備が出来たように、

あいつは笑った。
ルントウ上官
せい、ぜい……苦しめ……
あいつは、逝った。

俺は、泣いた。
おおはらMEN
うわ“あ“ああぁぁぁ
おおはらMEN
俺がっ、俺の意志でっ、刺したっ……!
俺は今まで、自分の意志で殺めたことはなかった。

必ず、そこには「誰か」が介入していた。

子供の頃、銃を「持たされていた」。

今日だって、戦争で「出兵させられていた」。

だから……!

今も俺は……仲間の無念の「ため」に

刺したと……思って、思い込ませていたんだ……!
おおはらMEN
クソがっ……!
俺は、今日【模倣コピー】した奴等の中に、

【死者を蘇らせる】能力があったことを思い出し、

仲間を生き返らせた。

ルントウは、死体を持ち帰って、

頑丈な拘束器具で拘束してから、生き返らせる。

本当は生き返らせたくなんかなかったが、

あいつを殺した意味と思っていたものもなくなったので、

そうすることにした。









ただ、一人だけ、生き返らせることができない者がいた。









おおはらMEN
……おんりー
おんりー
……MEN

プリ小説オーディオドラマ