二ノと付き合って始めてのデート
き、きんちょーする
そう言ってニノは
私の頬を指で
つついてくる
いたずらっ子のように
ニノのそういう所を見てると
もっと好きになる
振り向くとニノの顔が
近ずいてくる
もしかして……
そう思った時
プルルル
電話の音が部屋に鳴り響いた
私のスマホだ見ると
゛ふーま”の
文字が……
その文字を見たニノが
一回目は軽いKiss
2回目は深いKiss…
と、どんどんKissが深くなってく
Kissが終わった
抱きしめられてて顔が見えなくても
ニノが今最高に笑顔なことぐらい分かる。
分かるんだけど、苦しい…
抱きしめる強さが想像以上に強くて
苦しい…い、きが…
ちょうどニノの胸のところに収まってて
位置が悪かったから
苦しかった
そして今度は
私からした
するとニノは最初は驚いてたけど
直ぐに嬉しそうに
抱きしめ返した
幸せだな…
ピーンポーン
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。