第3話

第2話
63
2024/04/21 09:00
















あなたside
古明地さとり
それでは、さっきからではあるんですけど、心読みますね


ごめんなさい…喋れなくて…
古明地さとり
大丈夫ですよ、それで離れる人は居ませんから。


そう…ですか…では、お話しますね
古明地さとり
お願いします

















さとりside
あなた
………。
古明地さとり
『私の名前はあなたと言います。えっと…さとりさんの言うことが正しければ、私は外の世界から来たものです』
あなた
………。
古明地さとり
『えっと、お話する前に…茶髪の方と巫女服の方のお名前を聞けてないので…お名前聞かせてもらってもいいですか?』
紅葉
ご、ごめんね!僕は紅葉!こっちはザキだよ!
ザキ
よろしく頼む
あなた
………。(ペコッ
古明地さとり
『ありがとうございます。紅葉さんとザキさん…皆さんの名前は覚えました。それでは色々…私が今皆さんにお話出来ることお話します。』
あなた
………。
古明地さとり
『まず私がこの世界に来た理由…恐らくですがここに居る外の世界から来た人とあんまり変わらないかもしれません。』
キラ
て事は…車に轢かれた!?
あなた
………。
古明地さとり
『キラさんもなんですね…そうですね、私は車に轢かれて事故に遭い意識を失いました。そして目が覚めた場所はさっきキラさん達と出会った場所です。』
キラ
なるほど…
あなた
………。
古明地さとり
『そして妖怪に襲われそうになったところをキラさん達が助けてくださりました。助けてくださったのには感謝してます。ありがとうございます』
あなた
………。
古明地さとり
『過去の事ですが、詳細はあまり言えません。まだ信用していないし、皆さんまだ怖いので…ただ、先ほどお伝えした通り過去の事が原因で人恐怖症で人を信じられなくなり、尚且つ言葉を発する事が出来ない状態です。』
あなた
………。
古明地さとり
『そうですね…怪我の原因も過去に関係しています。服がぼろぼろなのもそうですね…能力とかはまだ分かりません。あと、身体は大分弱っちゃってるほうではあります。えっと…年齢は16です。』
あなた
………。
古明地さとり
『………と言った感じでしょうか…。先程も言いましたが、私は皆さんが怖いので…助けて貰ったのにこんな事言うのは良くないかもですが、早く私の元から離れて欲しいなとは思っております』
あなた
………。
古明地さとり
『これで今私が皆さんに話せる事は全て話しました。』













紅葉
そっか…色々あったんだね…
紫霊
なんか、逆に話させてごめんって感じだわ
あなた
………。
古明地さとり
『大丈夫です。助けて貰ったお礼…とは違うかもしれませんが…皆さん、なんか不思議な人たちで…』
ルビー
まぁ、IQ2と脳筋と毒舌王とツンデレと博麗思いだもんな
違うから!/ちげぇよ!(ルビー、さとり、あなた以外)
ザキ
言っとくがそういうお前もツンデレだぞ
ルビー
俺はツンデレじゃない!
あなた
………。
古明地さとり
まぁ、混乱する気持ちも分かりますよ…笑














あなたside
キラ
んーーーーー…
あなた
………?
キラ
あ!ねぇあなたの呼び名って呼んでもいい?


………え?
紅葉
あ、僕もあなたの呼び名って呼んでもいい?
哀音
私もあなたの呼び名ちゃんって呼んでもいいかな?
古明地さとり
私もあなたの呼び名ちゃんって呼びますね!


え、ちょ、あの…
紫霊
これからよろしくな!あなたの呼び名!


え、えぇ…?まだ皆さんとこれから関わるって決めたわけじゃないのに…!?
キラ
これからたくさん関わって絆を深めて信用を得てもらう!俺らはあなたの呼び名に悪いこととかしないからな!
ザキ
しょうがない、キラはそういうやつなんだ…だから今日帰ってもまた明日お前の元に来ちまうんだ…ていうかこんな弱ってる奴を外に1人はキラが許してくれないから多分お前どっか連れてかれるぞ


え、えぇ…
ルビー
そういえば、言葉を発する事ができないと言っていたが…声は出せるのか?


声…ですか…?
古明地さとり
確かに、声出せるか試してみます?


そう、ですね…やってみます
あなた
………。
あなた
……っ………!
あなた
………(ショボン


声も…出せないみたいです…多分過去が原因で今はまだ…けど、頑張って声は出せるようにしておきます…!
古明地さとり
え、声出せるようにするんですか!?え、いいんですか!?
え、え?
紅葉
あなたの呼び名の声可愛いんだろうなぁ…


え、えーっと…
哀音
でも、どうするの?あなたの呼び名ちゃんどこに連れて行けばいいの?
………あ(哀音、あなた以外)
キラ
………いっそ今日全員喫茶店来い!あ、けど…さとりはどうする?
古明地さとり
私は流石に戻ります…
キラ
まぁさとりが居なくても喫茶店なら書けるものとかあるから大丈夫だな!


えーっと…私、キラさんの喫茶店に泊めてもらう事になるんですか?
古明地さとり
そういう事になりますねニコッ
キラ
人が怖いから俺らが居ないほうがいいのは分かったんだが…これは俺のわがままなんだけど、女1人を放置は嫌なんだ


そう、ですか…
哀音
紅葉ちゃんの作るご飯、美味しいよ?


………え?
紅葉
任せて!あなたの呼び名が美味しいって言えるような料理作るから!


い、いいんですか…?
古明地さとり
みんな心優しい人なので、だめなんて言わないですよ!


………分かりました。キラさんの喫茶店にお邪魔しますね
古明地さとり
キラの喫茶店に来てくれるそうです!
キラ
よっしゃーーーーーー!!!
紅葉
僕あなたの呼び名とたくさんお話したい!
哀音
私も、お話したいな
紫霊
まぁ、気になることたくさんあるだろうからなぁ…これはオール確定コースだぞ〜?笑
ルビー
それは俺の明日の依頼に影響出るからやめてくれ…
ザキ
………まぁ、みんなこういうやつだ。自然と慣れる


は、はぁ…
ザキ
ちなみにだがキラと紫霊をたくさん馬鹿にするのは構わないからな
キラ
なんつーもん叩き込んでんだ!
紫霊
キラはまだしも俺も馬鹿にされるのはおかしくねぉか!?
古明地さとり
だって貴方脳筋じゃないですか
紫霊
脳筋ちゃうわ!
紅葉
いや無理あるだろ
あなた
………(ポカーン


ふふっ…ほんとに不思議な人達ですね
古明地さとり
はい今心の中であなたの呼び名ちゃんが笑ってました〜!
キラ
おいおい嘘だろずるいぞさとり!
紅葉
そうだよ!僕も心読めるようになりた〜い泣
古明地さとり
でも残念ながらどういう声なのかは分からないので私も悲しいっちゃ悲しいです
紫霊
いやお前は心読めるんだから心の中で笑ってるって分かるだけマシだろ
哀音
………今日喫茶店で泊まるなら、巫女ちゃんに言わないと…
ルビー
確かに、各々準備はしたほうがいいかもな
ザキ
じゃあ各々準備が終わったらキラの喫茶店に集合だ
キラ
哀音は危ないから紅葉と一緒に行ってこいよ?まだ明るいけど明るいうちのほうがいいだろうから
哀音
うん、分かった
紫霊
俺もお嬢に言いに行くか〜
キラ
じゃああなたの呼び名は俺と先に喫茶店に向かうぞ〜


は、はい
古明地さとり
あ、でしたら喫茶店のほうまでは送ります。多分会話はしておいたほうが楽しいと思いますし
キラ
お、さんきゅーさとり
キラ
えーっとじゃあ…また午後6時に俺の喫茶店集合!


………なんか勝手に話進んでるけど…彼らなら…













???
ここまで読んでくださりありがとうございます。
???
次回が序章の最終話です。キラとさとりとあなたの呼び名が喫茶店に向かってる最中の会話がメインとなっております。
???
………ん?私が誰かって?
???
それは…
???
教えることは出来ません。"まだ"ね
???
それでは、次のお話で会いましょう。

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