それはほんの一時だった。
廊下ですれ違った時、お互いの腕がぶつかり合った。
何故か心が落ち着く匂いが先生からした。
すれ違い様に顔を見る。
その時だった。
私が先生に恋をしたのは___
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[2-A 教室]
今日からクラスの担任が変わるらしい。
突然元担任は、心臓の病で入院していたが
私達が卒業するまで帰って来れないらしく
新しく担任を決めたらしい。
私は、机に肘を置き、顔を手で抑えながら、そんな話をぼーっと聞いていた。
少し経つと、教室のドアがガラガラと開く。
その時、私は2度見をしてしまった。
新しく担任になった先生は___
クラスの皆は、一斉に[えーっ!]と声を上げていた。
まさか、担任になった先生がリアム先生だとは思わなかった私は、下を俯く。
その後、1時間目から4時間目までろくに授業の話を聞かずにボーッとしていた。
教科担任が何度か私を呼ぶ声がしたが、全く耳に入ってこず、諦めて他の子を指した。
私に話しかけてきたのは、保育園から一緒だった幼馴染のぺいんとだ。
いつの間にか、ぺいんとは私の机でお弁当を食べ始めている。
もう昼休みか。
私の友達は、ぺいんと含めて4人いる。
ぺいんと、クロノアさん、しにがみくん、トラゾーさん
この4人が、私の大親友と言ってもいいほどに仲がいい。
ドキドキと早まる心臓を頑張って抑え込む。
落ち着け…大丈夫…先生に、悟られてはいけない。
きっと嫌がるから。きっと嫌いになるから。
きっと……もう二度と話せなくなるから。
その日、私はお弁当の半分に満たない程度しか口にできなかった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。