この、一本道は、どこまで続いてるんだ。
この道の向こうには、光が見えて。
人影も見える。
あの、髪色は…一ノ瀬達!
でも、光の向こうに行ってしまう。
正太朗、凛星、皐、湖芥ちゃんも、行ってしまう。
霰、麗、蒼空、夏泣戸兄も行ってしまう。
ガシッ
必死に走っていた足を、
必死に動かしていた腕を、
誰かが止める。
ズルッ
穴が現れて、落ちていく。
手を差し伸べられる。
俺はその手を、取った。
その後、俺は莉玖の家で匿われることになった。
今の仕事は、主に家事、莉玖、七森、恵流、里美のサポートだが、たまに楼羅と流羅の送り迎えとか、子育ても手伝っている。
歌の指導とかもたまにするし、
編集も手伝ったりする。
楼羅流羅は、まだ…十歳なのにな。凄い歌唱力。
楼羅は、声変わりして、低音を歌うようになっても、人気のある歌い方をするだろうな。
これだけ、手伝っても暇な時間は暇だ。
stprを手伝ったり、
合間を縫って、小説を作ってみたり。
自由だ。
三十過ぎたのに、
独身なのに、
こんな楽しく毎日を過ごせてる。
物語のよう。
ここまで生きるなんて、思ってなかった。
想像もできなかった。
生かしてくれて、ありがとう。莉玖。
〜HappyEnd〜















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。