【京本side】
あれから3年経った今俺と樹は普通の友達として過ごしている。
普通の…
ただ純粋にそう思えなかった理由は みんなとの距離が近いこと。
樹 「ジェシー♡」
ジェ 「じゅり、くすぐったいよ笑 ahahaha!」
慎 「えぇい!俺も!」
ジェ 「ahahaha ahahaha!」
樹 「ちょ笑 しんたろ!重いって笑」
「きょももおいで!」
ドキッ
可愛い、その可愛い笑顔が反則だ。
もう、恋心がないにしろ 樹は俺の中で言わば
”推し”のような存在だった。
京 「んいや笑 俺はいい」
わちゃわちゃしているのを見てる俺は犬のジャレあいを管理しているかのように見ていた。
微笑ましい、これが日常だと思うとほっこりする。
北 「行ってくればいいのに」
京 「うおぉっびっくりした…」
「いかないよ笑」
北 「…そ」
北斗は塩。昔はあんなに慕ってくれたのに。急に冷たくなった。
北 「…」
京 「…」
しばらくの無言が続いた。
北 「ねぇ?」
京 「ん?」
北 「最近、寒くなってきて冬用の服、持ってないから 買い物付き合って。」
突然言われた俺は固まった。
理解するのに数秒かかった。
秋か冬かもわからない、ただ外の明かりだけがともされて行く。
息が白くコントラストになる。
京 「…おう、いいよ。」
そんな今日も目を合わせてはくれないが少し頬を染めている彼は可愛らしく思った。
ただ、寒さで赤くなった訳では無いと断言できるほど。
【樹side】
ジェ 「ahahaha ahahaha!」
樹 「ちょ笑 しんたろ!重いって笑」
「きょももおいで!」
何気なく言ったつもりだけどきょもは固まっていた。
京 「んいや笑 俺はいい」
ふは、と吹き出すその笑顔はいつもと変わらない笑顔のはずだったけれど
何かが変わったのだと確認した。
その後きょもは北斗となにか喋っていた。
2人ともたじろいだ様に見えたけれど俺は少しだけほっとした。
それでも何故か前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちが交差してなんとも言えない気持ちになる。
この気持ちに名前を付けては行けない。なぜなら、終わったものだから。
樹 「ねぇ、何話してんの〜!」
北 「なんでもねーよ笑」
京 「ほら!樹こっちに来たらあの二人も来ちゃうじゃん笑」
慎 「えぇなになに!俺も混ぜて!」
ジェ 「俺も俺も!笑」
京 「ふは、ほら来た!笑」
北 「あーあ。笑」
このキラキラとした毎日が続けばいい、当たり前だけど当たり前じゃないこの毎日が。
_一方
髙 「は?アイツらまだ楽屋にいるわけ?💢」
「撮影始まるんですけど、俺一人でとれっての!?」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。