No side .
第三部隊の面々がそろう立川基地 。
保科と小此木は討伐に関する
事務仕事を行っていた 。
がちゃりと扉が開き 、
手に書類を持った亜白が入ってくる 。
保科は一瞬肩を強張らせた 。
それもそのはず 、保科は既に
カフェの ── あなたの件で
亜白から正式に叱られて居るのだから 。
そう言い 、亜白が取り出したのはスマホ 。
画面には 、あなたの連絡先が写し出されている 。
保科は驚きのあまり椅子から立ち上がった 。
その拍子に 、机の上に乗っていた書類が
何十枚か床に落ちていった 。
小此木が叫ぶも 、今の保科には聴こえていなかった 。
亜白は嬉しそうな顔で
スマホを保科に見せつける 。
亜白の表情には 、少しばかりの
ドヤ顔も入っていた 。
亜白は 、凍りついたままの保科は無視し
机の上に手に持っていた書類を置いた 。
さっきまで落ちた書類を拾っていた小此木が
机に身を乗り出す 。
亜白はこくりと頷く 。
ℕ𝕖𝕩𝕥 ▸︎▹︎ 🔦 × 1

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!