あの日からあなたの様子は一目瞭然に、変わってしまった。
普段から死柄木のそばにいるあなただが、頑なにどんな時でも死柄木がどこに行こうともついて行くほど……
仲間がどこかに行く度に、どこに行くの?いつ帰って来るの?などと、細かく聞いてきた。
それくらい、あの日のことが少女に大きな傷を与えたのだった。
そんなある日。
死柄木が死穢八斎會に行くと聞いたあなたは、当たり前かのように自分も行こうとした。
だが、死穢八斎會というまだ未知の力を持っている場所に、安易にあなたを連れて行くわけがない。
あなたは目をうるうるさせ、涙が溢れていた。
死柄木はそんな顔を見て折れそうになったが、なんとか自我を持ち再びあなたに声をかけた。
あなたは折れ、死柄木を見送った。
あなたは笑顔を見せ、彼らの方を見た。
ある部屋からは、笑い声がしばらく絶えなかったとか______
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。