あなたside
咲「あなた、フォローしてみれば?」
『さっちゃん、それ何回も試みてるよ....』
ピロン
『ん?....』
─B.katsukiさんがあなたの投稿にいいね!しました
『誰かさんありがとう』
咲「ん?えっあなた、これ、えっ」
『?かつき、、爆豪君!?』
咲「あ、天に召された」
『な、なんで?手違いだよね?えっえっえっ』
咲「落ち着け」
『う、う、うん。落ち着け落ち着け餅つけあっ餅ついちゃダメだ落ち着け』
咲「今日は最強に狂ってるねあなた」
『だ、だ、だ、だって!爆豪君えっ爆豪君がほら!』
咲「いいね!でこんなじゃフォローされたらほんとに死ぬね」
『もちろん!』
咲「いや、もちろんじゃないでしょ」
ピロン
─B.katsukiがあなたをフォローしました
『ッッ~~!』
咲「あ、おめでとう。はいこれ紙ヤスリ」
『ッッ~~!』
咲「ん?嬉しすぎて声でない?」
『ッッ~~!』コクコク
咲「ならこれ飲みな」
そう言ってさっちゃんが出したのは?
DESSOURCE──デスソース──
『要するに死ねと言いたいの?さっちゃん』
咲「違うよ?声を出させてあげようと思って、」ニコ
『そっかーありがとう』
咲「で、感想は?」
『えもいわれぬ思いです』
咲「ほら、爆豪君だよ」
『ん?』
爆「あ、あの」
『爆豪君ッッ』
爆「俺爆豪勝己です。その、いきなりフォローしてすみません。」
『な、なんか間違えたんですよね?』
爆「いえ、間違えてなんかいね...いません」
『あ、普段通りでいいですよ』
どうしよう驚きすぎて逆に冷静になってる....!!
爆「じゃあ、普通に喋るわ。あなたも普通に喋ろ」
『う、うん!』
爆「そ、その...メッセージあとで送るから返信欲しい。それだけだ」
『分かった』
爆「じゃ」
『うん』
......爆豪君と喋っちゃった\(^^)/
『どうしようさっちゃん!!爆豪君がメッセージくれるって!!ねぇ!!フォローされたよぉぉおおお』
咲「ダマラッシャイ!」
『だ、だ、だって!フォロー、興味のある奴しかフォローしねぇって言ってた爆豪君からフォローがぁぁああああ』
咲「はいはい、じゃあとりあえず落ち着け」
『今日はいい日だなぁ』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。