春雨母艦にてー
アホ提督との食事会が終わった後のことだ。我らが団長は高杉とか言う最近春雨と組んでいる鬼兵隊を切ることになったと伝えた。そして、一番美味しいところだけを持っていくらしい。
舌打ちをこぼして去るあなた。
春雨第七師団団長神威とその補佐あなた。二人とも春雨きっての武闘派で、今ではトップクラスだ。この二人の強さにより、第七師団は春雨最強である。団長である神威は今や提督を凌ぐ程の支持を受けており、あなたも第七師団のある特別部隊の隊長という役割を与えられた。
お互い顔を突き合わせれば殺し合い。何度仲裁に入った仲間が死んだことだろうか。
この二人の喧嘩の仲裁の方がよっぽど面倒なのだ。
野兎戦艦ー
春雨第七師団特別編成部隊ー通称野兎。 野兎と 夜兎を掛けているのだ。主な役割は先陣を切ること…であるが、先陣を無理やり切っていく団長神威のお守り役である。
ちらっと前のモニターを見るあなた。
阿伏兎の戦艦ー
前方には鬼兵隊の船。
モニターには鬼兵隊の背後に多数の戦艦。
通信により、憤るあなたの姿が映る。
前方の戦艦から第七師団の戦艦へと攻撃が飛んでくる。
野兎の戦艦ー
部下に指示を出すあなた
ドーン!!
あなた達の戦艦が揺れる。
揺れるモニターに映っている阿伏兎はこう言った。
野兎は先陣を切る。よって、大打撃を受けていた。
阿伏兎の戦艦ー
通信機が壊れた。だが、あなたなら恐らく己の指示が伝わるはず。そして、戦艦が引き始めた。
沈黙
ドーン!ドーン!
野兎の戦艦ー
いつも通りの宇宙。光線が飛び交っていなければだが…
ウー!ウー!!
ウー!ウー!!
ウー!ウー!!
ブラックホールに飲み込まれたことなんかない。だが、どこかしらに抜け道はある。それが歪みではないかと推測した。
揺れる機体。
制御が効きにくい艦隊を歪みに突っ込ませる
歪みに突撃した瞬間、眩い光が辺りを包んだー












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!