第8話

鋭い弧爪くん
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2025/03/30 08:29 更新
クラスメイト
ねえ、じゃあさ、何部入るの?
(なまえ)
あなた
…前の先生に勧められたし、バレー部かな
(なまえ)
あなた
でも、忙しいし、マネージャー希望
正確には任務で決められてるんだけど
クラスメイト
へ〜。ちょっと残念…。テニス部来て欲しかった〜
(なまえ)
あなた
ごめんね
クラスメイト
私も質問!今までの彼氏の人数は?
(なまえ)
あなた
いないよ
いるわけがない
クラスメイト
え?がち?じゃあ、初めての彼氏狙えるじゃん
私は、最初の人間にも、最後の人間にもなりたくはないかな
まあ、人それぞれだけど
(なまえ)
あなた
でも、彼氏作る気はないし、無理じゃない?
クラスメイト
おお〜…
作ったら、相手を苦しめるだけだ

何も話してくれない
信用してくれないのか
いつも何してるのか
どうしたらもっと一緒に居れるのか



正直、そんなことを言われたところで対応できるほど私は暇ではない
毎日任務で一杯一杯だ
他のことに割ける時間もゆとりも集中力も、私は持ち合わせていない
クラスメイト
じゃあ、好きになった人は〜?
(なまえ)
あなた
いない、かな。尊敬してる人はいたけど。憧れを抱いた人もいたかな
弧爪研磨
弧爪研磨
ねえ、それ、なんで過去形?
(なまえ)
あなた
え?
無意識だった。というかそれが当たり前だった

過去形には、慣れていたから

「いた」「あった」「前に」
そんな言葉は普通に溢れていた
少なくとも、私の家では

草津の相伝術式は、かなり捨て身のものだったらしいから
(なまえ)
あなた
う〜ん
こういう時、なんて言えば普通なんだろう

元々お年寄りで亡くなりました、とか?
二人とも当てはまらないな…

今は連絡取れなくてどうしているかわからない、とか?
どうしてるか…って言うかどうなったかは知ってるな…

何かやらかしてもう尊敬してない、とか?
尊敬してるし…
(なまえ)
あなた
………もう、話せないからね
全部ひっくるめて、そう言うしかなかった
父も母も戦いで、逝った、と聞いた

二人とは7歳の時にわかれた。当時、草津家当主であった私の祖父が、私のことが気に入らなかったから禪院家に売られた。まあ、どちらも扱いは酷かったが、なぜか辛いとか寂しいとか苦しいとか、そんなことを感じたことはなかった


何かしらやることが多くて、そんなこと思う暇がなかったのかもしれない
弧爪研磨
弧爪研磨
……なんで?
(なまえ)
あなた
なんでかな。考えてみてよ
(なまえ)
あなた
思考力は大事だよ
弧爪研磨
弧爪研磨
…………
じっと見つめられた後、うつ伏せて寝てしまった

よくわからない、弧爪くんと言う人は

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