「キスか、わかっ、ーーキス!?!?」
彼女の手が震えます。
ようやくキスを理解した魔理沙の顔は、あたふたしながらも勝手にこちらに向かってきます。
「あ、ちょっ、待って心の準備が」
魔理沙の顔はあなたに一直線に向かってきます。
気がつけば、とうとう唇が重なりました。
「〜、ッ」
魔理沙が真っ赤っかに顔を染め上げて、こちらを見ています。
「……○○……」
彼女は困惑しながら、しずかにあなたから遠ざかっていきます。
「自分で言うことじゃない、けど…」
ぱくぱくと口を動かして、あなたに話しかける魔理沙。
「私のことが好き、ならっ……」
あなたとは目を合わせてくれずに、目を逸らされています。
「こんな命令じゃなくて!! ちゃんと言ってくれたら嬉しかったっ゛!!!」
魔理沙の目から、涙が溢れてきました。
これは彼女の貴重なファーストキスなのです。
「わたしは、きすは、もっと、もっと、たいせつなひとと」
魔理沙はあなたのことを出口の扉へ押しつけると、涙を浮かべながら唇をゆっくりハンカチで拭きます。
心を開いていたはずなのに・・・残念ですね。
アンケート
お好きなようにご使用ください
無視をする→三十七話
85%
魔理沙を殺す→三十八話
15%
投票数: 20票












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!