こんにちは、あなたの名字あなたの下の名前です。
え~前回の話で大乱闘なるものに参加することになった私。いろいろ不安しかないですが頑張ろうと思います。では本編どうぞ。
どうも、皆さんおはようございますあなたの名字あなたの下の名前です。
さてここで問題です。今日は何の日でしょう。ちなみに一大イベントがあります。
正直ものすごく緊張するんですがここで逃げてしまっては推しにあわせる顔がなくなってしまう&運動嫌いな私のここ数日間の特訓が意味ないものになってしまうということでいそいそと支度をしてリビングへ。
乱闘は午後からだったので午前中は心臓バクバク言わせつつ屋敷の家事を。こういうときでも仕事する私えらい。
で、午後。
大乱闘の様子をモニターを通じてみることができるというモニタールームという場所が、私が初乱闘するにあたってマスターさんから来てほしいといわれた場所でした。
収集をかけたわけでもないのに屋敷の全員が集まっています。
こくこく、とうなづきながらマスターさんの言葉を聞きます。
ここまでは、前回説明してもらった通りですね…
普通のスマブラとおんなじルールなんですけど…コントローラーポチポチするのと実際にやるのとでは違いますよね…
ほほう、つまり二回吹っ飛ばされたら負けってことですね
こく、と私はうなづきました。
美人さんが前に言った通り、マスターさんから指名制を言い渡されたときに、もう八割、いや九割決まっていたのです。
はいちょっと黙ってください
こく、とうなづき、皆さんの方に視線を向けます。
ごくり、とつばを飲む音がしました。
すぅ、と息を吸います。この時間が永遠かのように感じられました。
肝心のリンクさんは、少し驚いたような顔をして、それでもすぐにいつものように微笑んで。
そう、言ったのでした。
マイクを通したマスターさんの声が聞こえてきます。
発音の良いその声を聴きながら、ハンドガンの形をした魔法銃を構えます。
リンクさんも、背に負ったマスターソードをすらりと抜き、盾とともに構えました。
その声とともに、こちらへと駆けてきたリンクさん。やはりこちらが遠距離向きだと踏んで距離を詰めてきましたね…
どうにかリンクさんの猛攻に耐えながら反撃のすきを窺いますが全くそんなもの見えません。さすが尊い
じゃないですわりとやばいです
とにかくいったん距離を置かないt無理ですよね分かってました!
それならっ!
ナイフのように形を変えておいた魔力銃を逆手に持ち、思いっきり降りぬきます。リンクさんは少し驚きはしたものの難なく避け、体制を取り直しました。
もちろん私はその間に急いで離れます。本職の剣士に勝てるわけないですからね。
うーんそろそろスマッシュボール欲しいですね~…
大きく吹っ飛ばせればほぼ勝ち確なんですけどね…
初代スマブラのリンクさんは復帰力が最低レベルに低いんですよ
あとモーション直後のスキが大きい。
それってどういうことd危なっ!?
……………………………あ
とりあえず頑張って距離を取り続けます。
正直弓矢やフックショットなどが怖いですが私もいい加減銃使いなので動体視力も上がってるみたいなんですよね!
飛んでくる矢をよけつつ、常に相手の位置を確認します。と、ふとリンクさんの顔がすねたような表情に変わっていることに気が付きました。いやかわいいですけど!!許されることなら今すぐ悶えたいですそしてタヒぬ。
やっぱり中身は子供なんですね~
かわいい
とか思っていると。
こちらに飛んできた爆弾(もちろん着火済み)をよけようとしますが間に合いそうにないです。
やばい。
とっさの判断で魔力銃を変形した私はそれを盾のようにして爆風だけでも防ごうとしてみました。
いやまあ確かに爆弾は防げたんですけどね?盾(もどき)で受け止めた爆弾はきん、とよくわからない音を立ててリンクさんのほうへ跳ね返っていきました。
もちろん避けられましたが、こちらも負けじと球を発射します。向こうも向こうで盾(ほんもの)で防いできます。いい加減決着つけたい…
ふいにリンクさんから声が上がります。その視線の先には。
壊せば切り札を発動できるという虹色に輝くボールがふよふよと浮かんでいました。
これを壊せれば…!
う~ん尊い顔面!やっぱ好き!!
全力で魔砲弾を空中でふよふよ浮かぶスマッシュボールに叩き込みます。
が、なかなか割れてくれません
「痛くもかゆくもないですよー」みたいにふよんふよんと飛び続けるボールに、そろそろ苛立ちを覚えてきました
あー腹立つ
そうこうしているうちにリンクさんがボールへ攻撃を仕掛けます。
やっべあれ取られたら確実にやられる
負けじとこちらも連射しますが一向に割れる気配なし。足場の悪い状況で不利なはずのリンクさんよりは攻撃をぶち込んでるはずなんですが…あ、リンクさんの美しき回転斬りがさく裂しましたねかっけえすき
リンクさんのその大きな隙を使ってこっちは魔法銃の形を変形します。
私の手に握られていたのは。
皆さんおなじみロケットランチャー、略してロケランです。
標準を合わせ、勢いよくぶっぱなします
美人さんはどこぞの某名探偵よろしくめっちゃ叫びます。気持ちはわかるがうるせえ
ぱきぃん、と高めの音を立ててやっとボールが割れました。
すごくありきたりな気もしますが全身に力がみなぎってくる感じがします。
美人さんが供給してくれる魔力量が一気に増えたのがわかりました。必死でそれを受け止めます。
リンクさんはこちらの出方がわかっていないので、いつでも動ける体制でこちらの様子をうかがっています。
こちらの魔力の影響が届いたのか、リンクさんの体のあちこちにきれいな花が咲いていきます。その体は、突然力が抜けたかのようにがく、と崩れ落ちました。
その声とともに最大まで貯めた高威力の大砲と、その周りのライフル銃から一斉に球を発射します。
そんなにダメージはたまっていなかったはずなのに(というかダメージを与えられた記憶がない)、大きく吹っ飛ばされていくリンクさん。あれ、これってメテオになってます??
と、リンクさんが復帰台で帰ってきました。
その後の結果はご想像通り。
つい最近まで日本なる平和な国でダラダラしていた私と、子供ながらにあちこちを駆けまわって世界を救った勇者ではまあその差も大きいわけで。
こちらの戦法が分かったリンクさんは難なく私を撃沈。しっかり負けました。
ところでめっちゃ疲れたんですけど疲れた。
わらうな
心臓がばくはつしそう
美人さんのあきれた声。同意はしますがそこ含めて尊いのでもーまんたいですね
ルイージさんがすかさず突っ込むのすらスルーして、マスターさんがその任務内容とやらを告げます。
…………………………
引きこもっていたかった人生でした。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。