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西の探偵・記憶喪失の相棒

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「……あの、どなた、ですか?」
ある事件に巻き込まれ、目を覚ました私の口から出たのは、そんな言葉だった。
私の前にいたのは、今にも泣きそうな顔で私を見つめる、
西の高校生探偵――服部平次。
自分の名前も、家族のことも覚えているのに。なぜか、私の世界から「彼」の記憶だけが、綺麗に消え去っていた。
「……なんや、忘れてもうたんか。俺はただの、同級生や」
傷ついた顔を一瞬で隠し、彼はぶっきらぼうにそう笑った。無理に思い出させようとせず、一歩引いて優しく守ってくれる彼。だけど、彼が私を見る瞳は、ただの同級生に向けるものじゃなくて――。――ねえ、私はあなたの、何だったの?
ある事件に巻き込まれ、目を覚ました私の口から出たのは、そんな言葉だった。
私の前にいたのは、今にも泣きそうな顔で私を見つめる、
西の高校生探偵――服部平次。
自分の名前も、家族のことも覚えているのに。なぜか、私の世界から「彼」の記憶だけが、綺麗に消え去っていた。
「……なんや、忘れてもうたんか。俺はただの、同級生や」
傷ついた顔を一瞬で隠し、彼はぶっきらぼうにそう笑った。無理に思い出させようとせず、一歩引いて優しく守ってくれる彼。だけど、彼が私を見る瞳は、ただの同級生に向けるものじゃなくて――。――ねえ、私はあなたの、何だったの?
チャプター
全1話
436文字
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