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第37話

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2025/09/03 15:00 更新
もう、全部どうでもいい。

隠してきたものを隠せなくなって、

自分の感情を、想いをうまく話せなくて。

どう頑張っても、うまくいかなくて。

元の世界にいた時から空っぽだった私は

この世界に来た途端に空だった箱すら失ったのだろう。
(なまえ)
あなた
ほんと、どうして生きてるんだろう。
皮肉にも、私はこっちの世界では

周りの人に恵まれてると心底思う。

だからコソ、みんな私が苦しんでいるのを

どうにかしようとしてくれている。
(なまえ)
あなた
私は、恵まれるべき人間じゃない。
みんなに対等なものを返せる気がしないし、

それ以上に、本来みんなが自分に支えていた時間を

私が奪ってしまったと考えると、もう私の存在価値なんて

どこにもないって、早く消えなくちゃって思うの。
ずっとずっと、夢を見るの。目なんて覚さないの。

私が優秀だったらっていう現実から遠く離れた夢。

こんな幸せな夢にずっと浸っていたい。

夢の中でみんなとの時間を過ごして、夢の中で死ぬ。

私の本当の身体の寿命が尽きるまで、ずっと。
(なまえ)
あなた
夢の中では全部、うまくいくの。
何でもかんでも私の思い通りになるの。
自分の理想を実現した世界に

一度足を踏み入れるともう現実世界には

帰りたくなくなる。

だから、もう目覚めたくない。

ずっと見せて、幸せな夢を…。
???side
あなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名が夢から醒めない理由は間違いなく僕だ。

それは、十分わかっている。周りが心配していることも。

なぜならあなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名が眠り続けるのは

あなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名が望む世界を見せてあげようと思ったから。

正直、一度夢の中で快楽を得た者は

現実世界で生きるのが厳しくなる。

しかし、あなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名は夢を見ることを望んだ。

あなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名との、約束なんだ。
???
あなたのツイステメンバーに呼ばれるあだ名に祝福あれ…
あなたside
時々聞こえる外からの声。

みんなが目を覚ますように語りかけてくる。

私を楽にしてくれてる1人を除いて。

そんなの無理に決まってるじゃん。

たまには自分勝手でいさせてください。

私はもう疲れたの、周りに合わせるのも、努力するのも。
(なまえ)
あなた
夢の中に閉じ込めてくれてありがとう
彼が伝えてくれた…それを約束したの。

もし、私が壊れてしまいそうになったら

夢の中でしばらく休憩させてくれるって。

幸せな世界に連れて行ってくれるって。
(なまえ)
あなた
本当にありがとう、○○○○。

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