ドォオォォンッ
敦は医務室の寝具付近に置いてあッた自分の服を着ていた。
直ぐ様探偵社から出て、爆発の起きた現場へ走る。
そこでは未だ煙が立ち込めており、警官が現場検証を進めていた。
現場付近には沢山の野次馬が寄り、爆発について話している。
敦の顔が青く染まッていく。
その話を耳に聴き入れた敦は直ぐに思い立ッた行動に移した。
敦は近くにあッた公衆電話に入る。
敦は何処かに電話を掛ける。
プルルルルル
ピッ
敦の眼には光が無く、覚悟の座ッた眼をしていた。
敦は無言だ。
ガチャッ……ツーツー
無言の末、敦は電話を切ッた。
樋口は電話を閉じ、近くに居た黒服に命じる。
カツ…カツカツ
敦が荷物を纏め、寮から出ていく。
国木田は敦に仕事を任そうと、近寄る…………が、
敦は国木田の横を通り過ぎる。
敦は足を止め、国木田へ振り向き寂しそうな顔で声を掛ける。
国木田は意味が分からないという顔をした。
その瞬間、敦は荷物を背負い奔り出す。
“天下のどこにもお前の居場所はありはせん!”
寮が見えるビルの屋上に一人の少女が頬杖をついて柵に凭れかかる。
少女は柵を飛び越え、ビルから飛び降りる。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!