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第63話

まさかね。
1,319
2026/04/15 09:02 更新
(なまえ)
あなた
…ん!///
ジン
ジン
美味しいでしょ?♡ㅎ

取り分けてもらった料理を

口に入れると確信する。


こんなの繁盛するに決まってる。


この間のラーメンもそうだったけど、


すっごく美味しくて、多幸感に包まれる


そう、どの料理も幸せの味がする…//


イケメンに心掴まれて、

美味しい料理に胃袋掴まれる。



あ、ちょっとダジャレっぽいけど、

雑誌の見出しに書けるかも?


バッグからメモを取り出し、

思いついたことを次々に書き出していく。
ジン
ジン
何してらっしゃるんですか?
(なまえ)
あなた
あ、食事中にごめんなさい。
書きたいワードを思いついたので…
忘れないうちにメモを残したくて。
(なまえ)
あなた
それに料理の感想を載せるとより
リアルが増して
読者も想像しやすいと思うんです。
ジン
ジン
…へぇ。
まるで作家さんだ。
すごいですね…!
な、ジョングガ。

ジョングク
ジョングク
んー…

ソクジンさんの隣で

ひたすらもぐもぐ食べてるグク。


聞いてるのか聞いてないのか

返事も曖昧で、

わたしの仕事に興味ないのね?と

何だか…ムッとした。

ムカつく思いのまま

フォークを勢いよくショートパスタに刺して

口に運ぶ。
(なまえ)
あなた
…!!///
だけど口に運んだ瞬間に

また幸せになってしまう。


口の中は一気にトリュフの香りが広がって

クリームの濃厚さが絡み合って絶妙…//
(なまえ)
あなた
これ…すっごく美味しい…//
(なまえ)
あなた
香りもすごくいいね?
ジョングク
ジョングク
…でしょ?ㅎ
トリュフクリームパスタだよ。
(なまえ)
あなた
ショートパスタも
食べやすくて、
女子ウケ良さそうだよ。
ジョングク
ジョングク
ありがと。
今日は海老と雲丹のパスタと迷ったけど、
トリュフこっちにした。
(なまえ)
あなた
え、海老と雲丹のパスタも
食べたいんだけど。
ジョングク
ジョングク
ふはっㅎ//
食いしんぼだなぁ。ㅋ
ジン
ジン
💭おもおも…ㅎ//


ソクジンさんがグクの隣にいることをすっかり忘れて

思わずグクにフランクに話してしまう。


グクも同じように

わたしにフランクに話しかけるから

きっとグクもソクジンさんがいること

忘れてしまってたのかもしれない。



突然ゴホンッと咳払いが聞こえて

ハッと我に帰った。


ジン
ジン
盛り上がってるとこ悪いね。
ちょっと業者と電話してくるから、
暫く席を外すよ。
ジン
ジン
あなたさん、
ごゆっくり♡
(なまえ)
あなた
あ…はははㅎ//


思わず出た乾いた笑い。


やばい。

グクと知り合いだってこと

バレてないかな?


内心ヒヤヒヤする。




ソクジンさんが席を立って

携帯を持ちながらその場を立ち去り

わたしは必然的にグクと2人…。

(なまえ)
あなた

何となく止まる会話。


わたしはすぐに視線を料理へ移し

チュモッパを手に取り、

パクッと食べた。

(なまえ)
あなた
ツナマヨ入ってる…!
美味しい♡
ジョングク
ジョングク
んはっㅎ//
ジョングク
ジョングク
ツナマヨ入ってると
少し辛みが抑えられるでしょ
(なまえ)
あなた
!本当だね。
辛いの苦手な人も
食べられそう…。

大人向けのチュモッパって、

ピリ辛が多いんだよね。


……あ。

もしかして覚えててくれたの…?


日本にいたときに何気にこぼした言葉。

わたしがそんなに辛いのが得意じゃないこと。

そして

日本でもグクが食べてた

ツナマヨのおにぎりをもらって

すごく美味しいって感動してたこと。




まさかね。

もう7年も前のこと。


覚えてるわけないじゃない。


溢れ出しそうな思いは

チュモッパと一緒にパクッと飲み込んだ。

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