
※↑のようなマークが右上にあると思うのでそれをタップし明朝フォントにしてから読むのをお勧めします キャラ不安定 恋愛要素アリ 誤字脱字アリ その他不備アリ 何でも許せる方向け※
ちりんちりん。風鈴の音が縁側に響く
もう9月だというのに猛暑の日々。今思うと続く暑さで気がおかしくなっていたんじゃないかと思う。
ド田舎に二人で旅行していた時だった。いつもよりずっとラフなダボっとしたタンクトップを着て二人で談笑していた。
汗が頬を伝う。
べたつく肌に引っ付く長い髪を耳にかけながら相槌を打つ。
手に持っていたミルク味のアイスが溶け始める
ぶっきらぼうに問うそいつから出たとは思えない可愛らしい質問。
ここぞとばかりに問いただす
そんなんじゃない。そう目で言ってくる。口で言えばいいものを
なぜ男というのは回りくどいことばかりするのか。
溶けだしたアイスが手につく。
手についたミルク味のアイスをぺろっと舐める。うま
でも、やっぱり
そうつぶやくと隣の体がビクッと大きく反応した。
いつもムッとしている顔が微かに赤く染まっている。
もしや伏黒、
そういうと夏のトマト顔を真っ赤にしちゃって。うるせぇなんて言ってくる。
はは、そういう所ホント好き。
そういや、ここ数年好きな人なんてできてないなぁ
あんまし深く関係を築こうとしないタイプだし。
でも伏黒とは.....
小学生高学年に知り合ってそれからずっと一緒。
でもお互いに好きなんて気持ちはない。
…多分。正直私も伏黒も恋愛とかには疎いタイプだからわかんない。
ふと気になったことを伏黒に問う。
やっぱり迷うかぁ。まぁ私も迷うと思う。
近くでかんかん踏切の音が聞こえてきた。
思ってもいなかった返答に頭が混乱する。
こっちを向いて伏黒が何か言っていたけれど、
電車が踏切を過ぎていく音で聞こえなかった。だが、確実に読話で分かった。
『お前のことが好きって言ってんだろ。ばーか』
え、好き、?ありえないと思っていたことが今この瞬間起こった。
それだけでも泣けてくるというのに、
ほんとにそういうところ憎たらしい。
でも憎たらしい程に好き
やっとか。と一息つく彼
どうやらずっと前からアピールはしてたらしい。
恋愛が疎かったのは私だけだったらしい。
でも、そんな回りくどいこと気づかないし、
伏黒から好きって言われて自分の気持ちにも気づけた気がする。
ありがと、伏黒。大好きだよ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。