いくら仲良しでも喧嘩くらいはする。
ってか喧嘩はしないけど事件は起こる。
『うわ!!』
高橋「え!!どしたん、大丈夫か!」
『ごめん、割っちゃった、、』
高橋「危ないから触んなって、」
『大丈夫だよ、ほんとごめん、』
高橋「いや、ほんまにいいから触んな」
今日は私がコップを取ろうとしたら手が滑り恭平のコップをバラバラにやってしまった。
私が数年前にプレゼントしたもので絵柄が禿げても大切にしてくれてたものだった
『ほんまごめん、、』
高橋「気にしてないから」
『ごめん、大事にしてくれたのに、泣』
高橋「何で泣いてるん、こっちが泣きたいわ」
『ほんまごめん、泣』
高橋「手切ってないか?なに飲みたかったん?」
『ううん、大丈夫』
高橋「そんなわかりやすく拗ねんといてよ、別に怒ってもないんやから」
『拗ねてないもん、泣』
高橋「拗ねてんのくらいわかるから、」
意外と私の方がしつこくしてしまっていつもにぃにを困らせてしまう。
だけど自分の意思を曲げることは苦手。
恭平「ほな、仕事行ってくるしな、怪我したらあかんしな!」
『しないよ、、!!泣』
高橋「あんたいつまで泣いてるん?」
『泣いてないもん!!泣』
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西畑「あ、おはよーあなたいるん?」
『大吾くん〜〜泣』
西畑「どしたんどしたん、何泣いてるん」
高橋「だからあなたもういいってば、」
西畑「なにがあったん?」
高橋「ほらあなた離れて、」
『にぃには何も知らん癖に、泣』
西畑「ほらほら、何言うてるん?恭平だって俺だってわからへんから、」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。