夜、気持ちが悪くて目が覚めた。
脳裏に浮かんでいるのは、買い物途中で助けたおじいさん
それから思い出したくもない、昔のこと。
今日はハプニングがあって疲れている智さん智くんを起こす訳にはいかない、
その一心で声を殺して、波が引くのを待つ
飲みたくも無い薬をリュックから引っ張って水で流し込む
普段はあんなに嫌がるのに、こういう時は素直に受け入れるんだなと苦笑しつつ外に出る
外は静かで恐怖心がまたふつふつと沸いてくる
智さん、、、起こしちゃったかな、、
疲れてるはずなのに申し訳ないことしたなぁ、
智さんの顔って、安心するよなぁ、、
違う、、違うんだよ、智さん、、
別に、その心配はしてない、
ただ、ただ、心の中が悲しい気持ちでいっぱいで、
涙が溢れて止まらなくて、怖くて、辛くて
昔のことがただひたすらに、頭の中で再生されてて
誰も、お父さんと、お母さんと、兄さんと、姉さんを、処置してくれなかった
あの悪魔の日が、、
っ、、なんで、置いていっちゃったの?
ねぇ、、悲しいよ?寂しいよ、僕、ここまで来たんだよ?
っ、、、しんどい、、
しんどいよ。助けてよ、、
整えないと、迷惑かけちゃう、みんな、起きちゃう
でも息っ、、止まんないっ、、
大丈夫、大丈夫、俺にはもう、大事な仲間がいる。
決して置いていくことはない、大切な仲間が
智さんに、おかぴ、祐希さんに、関さん、たくさんのたっくさんの大切な人がいる
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。