海に指輪を投げた
ドラマだったらよくある話
「はぁ、、」
静かすぎる海に少し寒気がする
そんな夜風に当たると少し痛い
君がくれた初めてのプレゼントは確かピアスだっかな
お揃い にしようって
少し照れくさそうに言う君は可愛かったな
次の年のプレゼントは確か腕時計
同じ時間をともにしたいって
疲れ切った目がかっこよかったな
次の年は靴
一緒に二人で遠いところで暮らそうって
泣きそうな、必死な目で僕を見ていて嬉しく思ってしまった自分がいたな
ーーーーーーそれで今年
プレゼントは指輪だった
結婚してくださいって
でも、
断っちゃった
好きなのに
好きだから
好きだけど
好きらしいし
好きだよね
好きだった
好きじゃない
好きじゃない
好きじゃない
好きじゃない
ーーー「ッ、…大嫌いッ、笑」
当然だけど別れちゃった
好き…だったのに
ーーーーーー「幸せになってねッ、笑」
最後の言葉は確か
ーーーーー「またね」だった
「気がするなぁ…、、」













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。