ジェシカのクルセイダーが発砲すると、怒ったIII突が信地旋回で反撃しようとするが、クルセイダーが砲塔を後ろに向けて走り出す方が早かった。
砲手に聞かれたジェシカは装填しつつ首を横に振った。
追ってくるⅢ突を適当にあしらいながら、ジェシカは本隊に合流するべく方向転換を指示した。
雪景色にはためく青い旗をつけたBT-42を見据えて、センチュリオンは発進した。
飛んできた徹甲弾をくるりと避け、ミレイは操縦手と砲手に指示を出した。
センチュリオンとBT-42が急接近し、お互いの砲弾が装甲をかすめる。
雪原に出たセンチュリオンを、BT-42が追いかけた。
一方その頃、ジェシカのクルセイダーはⅢ突に追いかけられていた。
絶句したものの、無茶させられるのは毎度のことなので操縦手はおとなしく速度をマックスまで引き上げた。
別の方向から爆速でやって来たフラッグ車とⅢ突を見て、ミヤジは驚いた。
誘導、囮は白山高校の得意とする戦術だ。それにまんまと乗ってくるとは思いもよらなかった。
射程内に入ってきたIII突を、コンカラーの照準が捉える。
トリガーを引いたフルーレの正確な射撃で、まずは1輌撃破に成功。
ゼパルが車体の向きを変え、フルーレがフラッグ車を狙う。が、
フルーレが放った砲弾は履帯を切ったが、それだけでは撃破できない。あろうことか相手は「履帯なしで」走り出したのである。
砲撃を食らいながらも持ち前の重装甲で耐え凌ぎ、片輪を撃ち抜くことに成功。雪に埋まったBT-42を、山から飛び出してきたセンチュリオンが落下しながら砲撃。真上からエンジンを撃ち抜いて撃破した。
謙遜するシロの手を取って強引に握手するスオミ。見かけによらず強引だ。
ボスキがガッツポーズした横で、ハウレスも嬉しそうだ。他のメンバーも心なしかワクワクしているのが隠しきれていないように見える。





























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。