登山当日、朝8時
俺達が登る登山は霧がかかっていた
この学校は難関校とも呼ばれてる
そして必ず卒業生のなかから世界で活動する人が出てくる
恐らくこういう行事がいくつかあり、
それで鍛えられているのだろう
"道が荒い"
"霧が凄い"
誰かが怪我をしたり迷ったりしても
決しておかしくないシチュエーション
もしそれが起きた場合、踏ん張れるか
それもこの活動の目的の1つなんだろう
飛行魔術の詠唱をして先生は飛んでいった
中間や頂上で待っているのだろう
そして俺達の班もゆっくり歩き出す
数分歩いて道が荒れてきたのが分かった
それは誰が見たって明らかだった
そして桜木 蘭は内心少しめんどくさくなっていた
彼にとっては飛行魔術を使えば一発なのだ
でも護衛もあるからあまり離れすぎることは出来ない
大人しく歩いている状態だ
そして他のグループの位置情報も知るため、
山に入った瞬間からずっと"感知魔術"を使っていたのだ
人は魔力にも限界がある
だから魔導師といっても体力を消耗するのは変わりない
だから、注意力が低下してしまったのだ___
ズルっ
崖の端を歩いていたのだ
そして欠けてた道の空間に足を置こうとした
でももちろん足がつくわけなく、
桜木 蘭はバランスを崩した
傾いたのは最悪なことに道がない方だった
隣を歩いていた紫藤 入間が俺の腕を掴んだ
紫藤 入間は自分の腕を俺の頭に回した
そしてそのまま
落ちた













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。